メタボなる言葉が太っちょという意味で浸透してしまったこのご時世。
もともとメタボリックというのは代謝という意味であって、メタボリックシンドローム=代謝症候群である。
しかし実際の意味は代謝異常症候群。
そこに太っちょという意味はない。
なんだかダイエット=規制食だったのが、痩身の意味に変わったのと同じような気がする。
さて、製薬業界に入って以来、生活習慣病の薬をPRし続けてきたが、どうやらそれほど生活習慣病というのは恐るべきものではなく、その治療薬も不必要に売れすぎているのだと気付いてしまった。
タバコの箱には「喫煙者は非喫煙者の1.7倍心筋梗塞を起こしやすい」と注意書きがされている。
では、非喫煙者が心筋梗塞を起こす割合ってどんなものだろう?