自分の職業についての迷い

大学のある友人は、卒業後派遣でしばらく働いて、それで今は正社員として就職した。
大学時代から夢を追うヤツで、破天荒な事をするヤツで。

彼が就職して1年。突然「今度走り幅跳びの大会に出ます。それで優勝したら次は県大会で、その次は国体。夢は広がるばかり」なんてメールが来て「あいかわらず夢見心地なことを言ってるな」なんてほほえましく思った。
「唐突に走り幅跳びかい!?あいかわらずはっちゃけてるね」なんて返事をしたら
「こんなもんじゃねぇと思って生きてきて早25年。こんなもんかも…なんて思っちまったから大変! 自分が今まででイチバン目立っていたのが陸上かなと思って、再び己を信じさせるための走り幅跳びだよ。この暑い中スーツ着て得意先回って。こんな自分を17歳の自分が見たらがっかりするだろうな、と申し訳ない気分です」なんてカッコいいこと言われちまったよ。

翻って自分に当てはめてみれば、俺も17の頃はこんな気持ちの自分を望んでいなかったなぁ。
何のためにこうして働いているのかな?なんて思うと、この仕事に求めていたものはもう大体手に入れていて、この楽さに浸かっているために働いているのかな?なんて思った。


Comments

“自分の職業についての迷い” への6件のフィードバック

  1. 私は今美大に通う20歳です。ものをつくる人になりたくて、この道に進みました。この先不安もいっぱいあります。でも自分は何かになりたくてここまできました。絶対に自分のなりたくない職業にだけは、就かないと決めています。たった一度の人生です。今からでも遅くはないはずです。人間スイッチの入った時が一番の動き時なのだと思います。自分の気持ちに忠実に生きて下さい。岡本太郎さんの本:〔自分の中に毒を持て〕を読んでみて下さい。とてもやる気が起きますよ。応援しています。頑張って下さい

  2. >オンさん
    応援ありがとう。
    自分もその友人みたくカッコいいこと思っていたはずなのに、惰性で生きられる環境に入ってしまって、なんだかぼやけてしまってきました。
    波乱万丈の人生で結構。
    生活はたとえつらくても、面白い世界に入ってみようと思います。

  3. その調子で頑張って下さい!
    ひとつ言いたい事があります。今まで派手だと思っていた色の服を着てみてはいかがでしょう。原色系の とかピンクや柄物、男なのに…と思うかもしれません。がやってみると案外いけますよ。
    私は良く、悲しい事があった日はそれに浸るためにブルーのTシャツを着、水色のスカートを履きます。はたまた、腹立たしい事があった日は、オレンジや赤を着てみます。道行く人にジロジロ見られても構いません。恥ずかしいという自分の心を見直すいいチャンスにもなったり。とにかくやってみることが大切です。敵はどこにもいません。お互い自分自身と戦う人生にしましょう!

  4. ありがとうございます。
    でも、ファッションに関するアドバイスは間に合ってました(笑)
    赤やピンクのシャツ、ペイズリーのシャツ、オレンジのポロシャツなど普通に着ています。
    ヴィヴィッドカラーのボトムスまでは履きませんけど。
    過去の文章で地味な服ばかり着ている印象があったのかな?

  5. ご友人、素敵な方ですね。
    UGさんとオンさんのコメントを見ているだけで私も「ん~~~!頑張ろう!」という気になりました。
    十年後の自分は今よりもっとカッコいい自分、二十年後の自分は十年後の自分よりさらにカッコいい自分で、じじいになった自分はどのときの自分よりもカッコいい自分でありたいですね。
    黒解禁はまだ先になりそうですか?

  6. その友人、いつも夢みたいな事言って、不思議な世界に飛び込んで行くんです。
    「鳥取から世界へ!!」「(ウォンカーワイに憧れて)香港スターになる!」なんて中国に留学して「CMには出演できた」とかいって帰国(笑)
    「やっぱ香港スターは無理なんじゃねぇ?」と突っ込むと「うん香港スターは無理だ。でも助演男優賞くらいは取れそうな気がするんだよねぇ」なんて相変わらずな…
    黒解禁は、とりあえず考えていないですね。

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