大学のある友人は、卒業後派遣でしばらく働いて、それで今は正社員として就職した。
大学時代から夢を追うヤツで、破天荒な事をするヤツで。
彼が就職して1年。突然「今度走り幅跳びの大会に出ます。それで優勝したら次は県大会で、その次は国体。夢は広がるばかり」なんてメールが来て「あいかわらず夢見心地なことを言ってるな」なんてほほえましく思った。
「唐突に走り幅跳びかい!?あいかわらずはっちゃけてるね」なんて返事をしたら
「こんなもんじゃねぇと思って生きてきて早25年。こんなもんかも…なんて思っちまったから大変! 自分が今まででイチバン目立っていたのが陸上かなと思って、再び己を信じさせるための走り幅跳びだよ。この暑い中スーツ着て得意先回って。こんな自分を17歳の自分が見たらがっかりするだろうな、と申し訳ない気分です」なんてカッコいいこと言われちまったよ。
翻って自分に当てはめてみれば、俺も17の頃はこんな気持ちの自分を望んでいなかったなぁ。
何のためにこうして働いているのかな?なんて思うと、この仕事に求めていたものはもう大体手に入れていて、この楽さに浸かっているために働いているのかな?なんて思った。
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