Guild of Crafts~靴作りVol.3-3~

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続いて、のり付けした3枚のリフトを、
釘でかかと部分に完全に固定する作業。


この時、釘がインソールに少しだけ刺さっている状態にしたいのだが、
前述の通り、ヒールはつま先にかけて傾斜させているため、
かかと寄りの部分に長い釘(22mm)を打ち、
つま先よりの部分に短い釘(19mm)を打つ。

1.2mm幅にした銀ペンコンパス(銀のペンが付いたコンパス)で
釘の間隔を取って目印をつけ、その位置に釘を打つ。

1本目の釘を打った様子は以下の通り。


(画像をクリックすると拡大します。以下同様)

このとき、釘が出っ張っているとトップリフトが浮いてしまって
貼れないので、釘を追い打ち(追い込み)でさらに打つ。

追い打ちでさらに打った様子は以下の通り。

釘がめり込んでいるのがわかるであろう。

同様にして、残りの目印に釘を順次打っていく。
全部釘を打った様子は以下の通り。
ちなみに、写真手前がハンマー、奥が追い打ちである。

ところが!!
せっかく19mmの釘と22mmの釘を打つ箇所に
「19」、「22」と目印をつけていたにも関わらず、
22mmのところを全部19mmの釘で打ち込んでしまった。
これに気が付いたとき、
あ゛ーーーーっ!!全部19mmで打っちゃったー!!」と、
奇声を上げてしまったので、
遠くにいた講師も、「どうしました?」といいつつ、
「全部19mmで打っちゃったんです」と言ったところ、
「聞こえていました」との返答であった。。。

プライマリー3回目にして、2回目の大失敗である。

結局、「多分問題ないと思います」と講師に言われ、
そのままである・・。
問題があったとしても、深く打ち込んだ釘を
取り出すことはもはや不可能に近いだろう。

ちなみに、反対側の足は、ちゃんと22mmの釘を打つべき場所に
22mmの釘を打つことができた!!(当たり前である)

最後にトップリフトを、これまでと同様、のり付けし、
包丁で形を整える。
整えた様子は以下の通り。

次に、ヒールを木やすりで削って仕上げる作業をするのだが、
また長くなってしまったので、次回に続く・・・。

続きはコチラ。
Guild of Crafts~靴作りVol.3-4~

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