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ボッテガ・ヴェネタ 2014/2015年秋冬コレクションの広告キャンペーンにデヴィッド・シムズを起用

ボッテガ・ヴェネタは、2014/2015年秋冬コレクションの広告キャンペーンにデヴィッド・シムズを起用いたしました。ウィメンズとメンズのコレクションを対象とする本キャンペーンの撮影はロンドンで行われました。シムズが手掛けた今回の広告は、才能あふれる傑出したアーティストたちとボッテガ・ヴェネタがこれまで続けてきたクリエイティブなコラボレーション・シリーズの最新作となります。

2014/2015年秋冬ウィメンズ・コレクションは、さりげなく表現される力と自信がテーマとなっています。体のラインを意識したシルエットは無駄がなく、所々に隠されたプリーツやスリットがちらりとのぞきます。淡い色が揃ったカラーパレットに、ブラックやバーントレッド、シャルトリューズといった差し色が目を引きます。バッグはトップハンドルのスタイルが主流で、色や素材をパッチワークのように組み合わせています。シューズは細めのハイヒールで、シルエット全体を引き締めています。一方、メンズはリラックスしたシルエットで、裾にリブ編みを取り入れたテーパードのパンツなど、スポーツウェアからヒントを得ています。素材はウールや様々なゲージのニット、カーフスエード、ラムスキン、ムートンなどを中心とし、いずれも抑制されたダークカラーが使われています。

デヴィッド・シムズはモダニズムの印象深い作風でよく知られるイギリス人のフォトグラファーで、コンテンポラリーなイメージを作り出すアーティスト達に影響を与えてきました。装飾のない背景とフラットなスタジオ照明の前で、被写体がどこか不自然で謎めいたポーズを取る彼の作品は、ストーリー性や感傷を排した視覚的なイメージを作り上げています。2013年にはロンドンの現代美術館で個展“BOWIEVIRUS”が開かれたほか、テート・モダン、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館でもシムズの写真作品が永久所蔵されています。

シムズの写真の大ファンだというボッテガ・ヴェネタのクリエイティブ・ディレクター、トーマス・マイヤーは「シムズの装飾をそぎ落とした、荒涼とした美的感覚が今回のコレクションの視覚的な部分と自然になじむと思いました。とてもインパクトのある作品に仕上がり、今回のコラボレーションに大変満足しています」と語っています。

これまでに数多くの有名アーティストがボッテガ・ヴェネタの広告作品を手掛けてきましたが、シムズは今回のキャンペーンを通じて新たにその仲間に加わりました。ボッテガ・ヴェネタはこれまでにピーター・ヒューゴ、デヴィッド・アームストロング、ラルフ・ギブソン、ピーター・リンドバーグ、コリエール・ショア、エルヴィン・オラフ、ジャック・ピアソン、モナ・クーン、ロバート・ポリドリ、アレックス・プレガー、ロバート・ロンゴ、ナン・ゴールディン、スティーブン・マイゼル、ラリー・サルタン、トッド・エバリー、ニック・ナイト、サム・テイラー・ウッド、アニー・リーボヴィッツ、ティナ・バーニー、スノードン卿、スティーブン・ショアー、フィリップ・ロルカ・ディ・コルシアとコラボレーションを行っています。ボッテガ・ヴェネタの2014/2015年秋冬コレクションの広告キャンペーンは、厳選された雑誌に8月より登場し、世界各国に発信される予定です。

なお、今回の撮影の様子を記録したドキュメンタリービデオは、7月にボッテガ・ヴェネタの公式サイトのアート・オブ・コラボレーションの映像シリーズに収められる予定です。

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