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Think of Fashion 048 Stage Costume Thinking #01 Noism1『NINA−物質化する生け贄』

日本初のレジデンシャルダンスカンパニー(公共劇場専属舞踊団)Noism(ノイズム)の舞台衣裳は様々なファッションデザイナーや専門家がデザインしています。ISSEY MIYAKEのデザイナー 宮前義之氏、舞台や映画の衣裳を手掛けるスタイリストの北村道子氏、MIHARA YASUHIROのデザイナー三原康裕氏ら、錚々たる方々が手掛けています。

今回のThink of Fashionでは、Noismの協力のもと、同カンパニーの公演『NINA-物質化する生け贄』の衣裳を手掛けたSOMARTA 廣川玉枝氏を招き、モデレーターに「魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展」を担当された国立新美術館主任研究員 本橋弥生氏を迎え、舞台衣裳を考えていく会を開催します。

廣川玉枝氏は、2006年にグラフィックデザイン、サウンドクリエイト、ビジュアルディレクション等を手掛けるクリエイティブ集団「SOMA DESIGN」として活動を開始されます。同時にデザインプロジェクト「SOMARTA」を立ち上げ、同年「身体における衣服の可能性」をコンセプトにボディウエアシリーズの無縫製ニット「Skin」を発表されます。その「Skin」シリーズは、アメリカ版「VOGUE」編集長やレディ・ガガからも注目され、昨年(2017年)には、ニューヨーク近代美術館(MOMA)に収蔵されました。同シリーズは、同館で昨年の10月1日より開催しているファッションに焦点を当てた展覧会「Items: Is Fashion Modern?」にも展示されています。7年ぶりに上演されるNoismの初期代表作『NINA』の新たな衣裳は、その「Skin」シリーズの進化系になります。

バレエ・リュスの衣裳展を担当された国立新美術館 本橋弥生氏を聞き役に、廣川さんのこれまでの創作活動を振り返ると共に、今回の衣裳がどのようにして生まれたのか、今回の衣裳制作が今後の創作にいかされていくのかなど聞いていきます。

皆さまのお越しをお待ちしております。

※Think of Fashion ではこの舞台衣裳を考えていく会をシリーズ化していきます。

Noism1『NINA−物質化する生け贄』埼玉公演
日時 :2018.02.17(土)- 18(日)
会場 :彩の国さいたま芸術劇場〈大ホール〉
国内外8か国18都市で上演を重ねたNoism初期の代表作、7年ぶりの再演! 衣裳を一新し、東アジアツアーを経ての凱旋公演。詳細はこちら

この会に参加された方は、特別にNoism1『NINA−物質化する生け贄』埼玉公演チケットを1割引きでご購入できます。公演チケット購入希望の方は会の申込時、または当日お申し出くださいませ。

プロフィール
登壇者
廣川玉枝
2006年「SOMA DESIGN」として活動開始。同時にデザインプロジェクト「SOMARTA」を立ち上げる。同年「身体における衣服の可能性」をコンセプトにボディウエアシリーズ”Skin”を発表。2007年S/Sより東京コレクション・ウィークに参加。第25回毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞受賞。Canon[NEOREAL]展(2008 Milano)/ TOYOTA [iQ×SOMARTA MICROCOSMOS]展(2008 Tokyo)/Mercedes-Benz [SOMARTA x smart fortwo “Thunderbird”] (2012 Tokyo)にてインスタレーション作品を発表。YAMAHA MOTOR DESIGNとのコラボレーションで電動アシスト車いす[02Gen-Taurs(タウルス)](2014)を発表。資生堂総合美容施設「SHISEIDO THE GINZA」(2011)、「CLÉ DE PEAU BEAUTÉ」(2013)の制服を手掛ける。京都の友禅染、西陣織老舗との協業により新時代の和装をコンセプトに[Kimono-Couture](2014)を発表。ASIAN COUTURE FEDERATIONのメンバーに正式加入(2014)。また2016年10月には国内外初の単独個展「廣川玉枝展 身体の系譜 -Creation of SOMARTA-」を開催し話題を呼ぶなど活動の幅を多岐に広げている。
http://www.somarta.jp/

モデレーター
本橋弥生 
国立新美術館・主任研究員 広報・国際室長。2003年国立新美術館設立準備室の創設以来、国立新美術館に勤務。これまで担当した主な展覧会は、「スキン+ボーンズ――1980年代以降の建築とファッション」(2007年)、「大エルミタージュ展 世紀の顔」(2012年)、「カリフォルニア・デザイン1930-1965」(2013年)、「魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展」(2014年)、「MIYAKE ISSEY展:三宅一生の仕事」(2016年)「ミュシャ展」(2017年)「安藤忠雄展」(2017年)など。
国立新美術館
http://www.nact.jp/

Noism
りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館が舞踊部門芸術監督に金森穣を迎えたことにより、日本初の劇場専属舞踊団として2004年4月設立。正式メンバーで構成されるメインカンパニーNoism1(ノイズムワン)と研修生が所属するNoism2(ノイズムツー)の2つのカンパニーからなり、新潟を拠点に日本国内をはじめ海外9か国13都市でも公演を行っている。’09年にはモスクワ・チェーホフ国際演劇祭との共同制作、’11年にはサイトウ・キネン・フェスティバル松本制作のオペラ&バレエにカンパニーとして参加する等、その活動は多岐に渡り、設立後4度の更新を経て’19年8月末までの活動延長が決まっている。今なお国内唯一の公共劇場専属舞踊団として、21世紀日本の劇場文化発展の一翼を担うべく、常にクリエイティブな活動を続けている。第8回朝日舞台芸術賞舞踊賞受賞。
Noism
http://noism.jp/ 
「NINA-物質化する生け贄」特設ページ
http://noism.jp/nina_2017/

日時
2018年1月21日(日)17時30分~19時30分

会費
一般 前売2,500円(Peatixにて) 当日3,000円 
学生 前売1,000円(Peatixにて) 当日1,500円 

※Think of Fashion 047 ファッションで社会学する #3とのセット券も作りました。(通常の会費にプラス1000円で両方参加できます。)
一般 前売3,500円 当日4,000円
学生 前売1,500円 当日2,000円

会場
スパイラルルーム(スパイラル9F)
※スパイラル館内のエレベーターで9階までお上がりくださいませ。
東京都港区南青山5-6-23
地下鉄表参道駅 B1、B3出口すぐ
アクセスはこちら 

お申し込み先
お申し込みはこちら
お申し込みはPeatixにて承っております。※申し込まれますと払い戻しはできませんので、ご了承くださいませ。Peatixがご利用できない場合は、「Think of Fashion 048の件」と明記していただき、下記のメールにてお問い合わせくださいませ。
contact@fashionstudies.org

※当日券は会場にて承っております。
※この会に参加された方は、特別にNoism1『NINA−物質化する生け贄』埼玉公演チケットを1割引きでご購入できます。公演チケット購入希望の方は会の申込時、または当日お申し出くださいませ。

Think of Fashionは人々の装いについての文化や社会現象を学ぶ会です。
Think of Fashion 048
主催:Fashion Studies
協力:Noism スパイラルスコレー
企画:篠崎友亮 根木一子(Fashion Studies)

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