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TALKING ABOUT THE ABSTRACTION 2015 S/S

トーキングアバウトジアブストラクション(TALKING ABOUT THE ABSTRACTION)の 2015 S/S コレクションは、中南米の移民が都会に移動して行くイメージがテーマ。

オリジナルの落ち感のある生地にメキシコの生地の柄をプリントした転写パンツ、1度ペンキを投げ掛けてできた柄を刺繍にして、その上からまたペンキを投げ掛けることで、ペンキが飛び散るイメージを表現した三段階加工のアイテムのシリーズ、空が徐々に夕焼けに変わる様と徐々に夜が更けていく様の2種類のイメージのグラデーション柄の刺繍入りトップス等々、随所にユーモアが散りばめられた、センス溢れるコレクションを展開。

また、スラックスのようなイメージのパンツは、シルエットをシャープにするためにポケット部分にジップが施されていたり、裾をロールアップしたように見える仕様の転写パンツは、丈を若干短めにした上でロールアップ部分をデニムの裏地のプリントを施した生地で切り替えたり、捲り上げた感じを出すためにステッチを入れてボリュームを出したりされており、細やかな工夫がなされているのが印象的であった。

その他、夏仕様ということで、定番的なアイテムとなっている転写パンツのシリーズに、速乾性のある高機能素材である「クールマックス」が用いられていたのも注目すべき点であった。

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