「今回のコレクションは細く長いシルエット、手触りのよい感覚に訴えるような柔らかさと動きがポイントとなっています。ニットは着る人だけにとってのパーソナルな体験かのように身体を包みこみます。」とクリエイティブ・ディレクターのトーマス・マイヤーは語っています。
着る人のみ感じることができるこだわりぬいた唯一無二のアイテムは、パーソナルなラグジュアリーを思わせるコレクションとなっています。
非常に柔らかなロングコート、カクテルドレスやパンツの素材には、異なるゲージのニットを使用しています。
ウエアに施されたテクニックや刺繍は高度かつ個性的で、ニードルパンチや、あえて不規則に並べられたビーズが特徴です。
「一見しただけでは分からないディテールが好きです。意匠を凝らしたものはあからさまでなく、異なるやり方もあるのです。」
1971年のアーカイブにあるアイコニックなタイ・ストリング・スタイルにインスピレーションを受けた新作バッグのコレクションは、様々なタイプを取り揃えています。
クロコダイルやエキゾチックレザー、ナッパレザー、光沢のあるカーフを使った小ぶりなスタイルのバッグが多く登場します。
バッグは深みのあるカラーや三次元のクラブストライプの入ったバッグも登場します。そのほか、ジオメトリックなニードルパンチを施したベルベット素材のバッグも登場します。
シューズは、ストラップが三重になったメリージェーンや、ダブルストラップのブーツ、サイドジップブーツが登場し、いずれもポインテッドヒールで縦長のシルエットを作り出しています。
ネックレス、ブレスレット、イヤリングにはシルバーの地金とアンティーク調のゴールドにフローライト、ヒスイ、ラブラドライト、マラカイトなど、様々な緑の石が施されています。
「ウエアは着るためのものです。コレクションはショーのためではなく、着る人のためのものです。これこそが服作りなのです。それぞれの生活にどのように寄り添っていくかを常に考えています。」