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ボッテガ・ヴェネタ、日本モダニズム建築の継承と関心を高める活動の第二弾を発表

ボッテガ・ヴェネタは日本のモダニズム建築の継承と関心を高める活動の新たなステージとして、6月18日に公式サイトにてホテルオークラ東京を称える特設ページを公開いたしました。1962年に竣工されたホテルオークラ東京は、モダニズム建築運動の流れを汲む現存する建造物の中でも最高傑作の一つとされています。この象徴的な建物は先見の明を持った創設者の大倉 喜七郎、建築家の谷口 吉郎、そして日本随一のクラフツマンシップを支えるさまざまな分野の職人たちによる創造的なコラボレーションが生み出した逸作といえます。この素晴らしい建築物は、今年の晩夏から始まる建て替え計画により、存続の危機に瀕しています。
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ボッテガ・ヴェネタのクリエイティブ・ディレクターであり長年にわたり建築を愛するトーマス・マイヤーは、建築や美術、デザイン業界をはじめとするさまざまな分野からホテルオークラ東京のファンを集め、同ホテルを称える今回のプロジェクトを立ち上げました。現在、建築家の森 俊子やデザイナーのマーク・ニューソン、現代美術家の杉本 博司といったサポーターが、ホテルオークラ東京というモダニズム建築の至宝を称賛するコメントをビデオメッセージとして寄せています。メッセージからはこの美しい空間に対するサポーターたちの敬意と感嘆の念を伝える個人的な想いが伝わってくるだけでなく、年月を経た建築物の歴史や文化をも感じることができます。
また、ボッテガ・ヴェネタはソーシャルメディア上でも、日本のモダニズム建築への思いをシェアするさまざまな活動を行ってきました。ホテルオークラ東京で過ごすひとときをハッシュタグ #MyMomentAtOkura を付けInstagramに投稿するプロジェクトへは多くの方にご参加頂いています。今回はさらなる試みとして、投稿された写真の中から選ばれた作品をユニークなイラストへと描きかえるという形で、ホテルオークラ東京の美しい姿を称賛すると共に、皆さんの思い出を広く共有していきます。

ホテルオークラ東京の本館建て替えが発表され、トーマス・マイヤーがモダニズム建築を象徴する建造物の存続の危機を知ったことをきっかけに、ボッテガ・ヴェネタは、日本のモダニズム建築を称えるこの活動の第一弾を開始しました。2014年11月にプロジェクトをスタートし、ライフスタイルマガジン『Casa BRUTUS』の日本のモダニズム建築特集号でコラボレーションを実現したほか、金沢21世紀美術館でシンポジウムを開催し、建築の保存に深い関心を持つパネリストたちが解体の危機にさらされているさまざまな建物について語り合いました。

トーマス・マイヤーは「ホテルオークラはユニークで創造的なコラボレーションの結晶です。先見の明を持ったホテルオーナー、卓越した建築家、そして職人であり、またアーティストでもある人たちがここに揃い、この建物を比類なきレベルに高めました。私たちはこのコラボレーションに敬意を表することで、今後何世代にもわたりその時代を超越する美が受け継がれ、愛されることを願っています」と語っています。

今回の活動は、ボッテガ・ヴェネタの文化やアートに対する真摯な姿勢、そしてブランドの中核を成すデザインとクラフツマンシップの創造的なコラボレーションと深いところで結びついています。
http://www.bottegaveneta.com/jp/special/okura

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