RENDEZ-VOUS・・・合同展示会。

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パリコレクション期間中の10月6日、合同展示会、
RENDEZ-VOUS(ランデヴー)に行って来た。

場所は、8区にあるピエールカルダン劇場。
この会場で出展しているブランドは約80ブランド。

ここには、UGが去年出会い、一目ぼれした(?)ブランド、
C.neeon(シー・ネオン)が出展している。


ちなみに、C.neeon(シー・ネオン)について簡単に説明すると、
C.neeonのデザイナーは、1976年生まれのDoreen Schulzと
1975年生まれのClara Kraetschの2人の女性。
2004-2005AWにデビューコレクションを発表。
今年、国際モード&フォトフェスティバルでグランプリを受賞し、
2006SSコレクションは、ロンドンにて発表
明るい色使いと、凝ったパターンが可愛いブランドで、個人的にもかなりお薦め。
(より詳細については、去年のUGのパリコレ日記を読んでください。)

C.neeonのブースに行くと、彼女達に会うことができた。
UGのことは、ちゃんと覚えていてくれたらしい(ニコニコするUG)。

ドリーンが左でクララが右。
クララはかなり可愛い(UGの一目ぼれはC.neeonじゃなくクララに対してじゃ・・とと思うくらい)。

ラックには、今回ロンドンで発表された洋服が展示されていて、
相変わらず、色遣いが派手でC.neeonらしい。

個人的にパターンが面白いなあと思った服は、
身頃から持ってきた生地を首のところに掛けて着るジャケット。

ハンガーに掛けた状態。

広げた状態。
後身頃に付けられた布を、腕に通して、さらに、首の後にかけるように
つくられている構造がお分かりでしょうか。

小物(バッグ)も作っています。

彼女達はとても気さくで優しいので、私のつたない英語もちゃんと聞いてくれ、
なんだか嬉しかった。
最後は、コレクションの写真やポストカードを貰った上に、
写真まで一緒に撮影させてもらった。

この日ドリーンが着用していたパーカー。
後日、偶然ラファイエットで見つけた私は試着後迷わず購入。
そして、これを着用して再び展示会を訪れると、彼女達はとても喜んでくれ、
「似合ってるね」とひと言(お世辞でも嬉しいもんです)。
紐の巻き方をいろいろ教えてくれた上に、写真やサインまでいただきました。

さて。話しがズレましたが、次に見に行ったのは、
日本のブランド、モスライト(MOSSLIGHT)。
個人的に、1年程前から気になっていたブランドで、
今回、偶然この展示会で発見。


パリで初出展なのだそう。

興奮しながら見ていると、デザイナーの富田靖隆さんと中山路子さんが、
すごく丁寧にいろいろ説明してくれた。

今回のテーマは「Secret Venus」。
ミロのヴィーナスの未完成な点についてイメージし、
それを服に反映させたものなのだそう。
例えば、「ミロのヴィーナスには、実はヒゲが生えていたのではないか」という
仮説に対する、取り外し可能なヒゲをつけた服がみられた。

このヒゲ、人毛(本物の人の毛!!)なのだそうな。

他にも、人毛を使ったアクセサリーや、立体転写の技術を用いたボタンなど、
こだわりあるものがみられた。
立体転写の技術はかなり難しいものなのだそう。

そして、デニム。

個所によって色が異なるなあ・・と思ってみていたら、
実は、加工が施された(洗いがかけられた)既存のリーバイスを1本1本解体し、
その生地を用いてジージャンやジーンズを作っているとのこと。
服を作った後に加工を施すと(洗いをかけると)、
どうしてもパターンが完璧なものにならないので、
既に加工済みのジーンズを解体して用いることで、
パターンやシルエットを完璧なものにしたのだという。

この説明をしてくださったデザイナーの富田さんは、すごく熱く語って下さり、
本当に服が好きなんだなあ・・と感じる。
それとともに、展示会に出展する際は、
是非デザイナー本人が会場に立ち会って欲しいと思った。

なぜなら、いくつかの展示会では、PRESSが立ち会っていたが、
やっぱり、こだわりや思い入れまでは、PRESSだと、
聞いている方には伝わらないと思ったから。

ちなみに、後で聞いたところ、実際、このリーバイスの解体は、
かなり重労働で大変だったのだそう。
私も以前トリビアの泉のリーバイスの強さについての放送で、
ジーンズが如何にしっかり作られているかをみていたので、妙に納得。

結局、日本語が通じるということで、沢山質問をしてしまった。
・・にも拘わらず、丁寧に対応してくださった上に、
日本で行われる展示会にも招待していただけることになり、嬉しさは倍増。

なお、パリ初出展とのことであったが、
長居している途中に、British Vogueや、
GINZA(日本)の訪問を見かけたので、
かなり注目されているのではないでしょうか。
個人的にも、欲しいアイテムがあったので、狙いたいところ。

そして、他のブランドには、
「BLAAK(ブラック)」、「EMMA COOK」、「FRED PERRY LTD.(フレッド・ペリー)」、
ISABELLE BALLU(イザベルバリュー)」、「KITSUNE(キツネ)」、
「KOKONTOZAI(ココントーザイ)」、「PETER JENSEN(ピーターイェンセン)」
などのブランドがありました。

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4件のコメント

  1. クララにも服にも一目ぼれです。
    だってパターンがすごいでしょ!!

  2. >UG
    面食いだなあ(笑)

    でも確かにパターン凄いよね。
    あと、あの派手な色をうまく組み合わせられるのも凄いと思う。

  3. ■日本におけるドイツ2005/2006
    「ArtiStage」 -DxJ Nations VOL.2-
    2005.11.11.FRI OPEN 22:00
    会場:新木場ageHa@studio coast
    チケット 前売り¥4,500 当日¥5,500

    で、C.neeonの展示会かショーが行われるのだそうです。
    デザイナ本人は来日しないようですし、有料ということもありメインの音楽関係のプログラムに興味がある人向けですね。
    http://www.artistage.jp/

    #妙にブログが重いですね

  4. >ひっぽさん
    そのショー、最初、行こうかとも思ったんですが、他のショーとバッティングしてしまったのと、
    既に来季の服を展示会で見てしまったので、
    行かないことにしました。
    情報ありがとうございます!

    ブログ通信、重いですね~。
    いまサーバー管理者が奮闘してくれてるみたなので、応援したいです。

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