今朝は朝一番から泣いた。icon_cryそして今日の日記は、自分に言い聞かせる気持ちで書いている。

この頃夜勤とかで忙しく、メールが来なかった彼氏に、週末前に思い切ってメールをしてみたのだ。パリに来ると言っていた話に全然返事が返ってこなくなったから、聞いてみた。

結果は『忙しいので無理そう、ごめんね』ということだった。

何度も恋愛ネタで申し訳ないが、(これまた繰り返しになるが)、彼の態度にもう疲れ果てたのは言うまでも無い。

彼は私の留学中(当初2年の予定)に来るからと言っては来なかった。結果、分かれることとなり、別れ話のために無理やり休みを作って渡仏(2年と1ヶ月後)。その後、私のパリの生活を見て気持ちが変わったのか復縁したいと言う結果だった。

復縁の話を夏休みにしたとき、彼はもう一度私の留学中に渡仏する予定だと言っていた。が、また嘘に終わりそうだ。私は言われていた予定の金曜日の夜、先行予約で買えるとある公演のチケットを予約していた。

彼のことを信じて良いのか分からず、信じられないと彼にはほのめかしつつ、それでも来てくれる期待から敢えて予約をすると言う行動をとった。

彼は、渡仏の雲行きが怪しくなったときからメールが減り、私の帰国前に買うものは?(免税もあるし‥)というメールにも無視をし始めた。

彼は汚い。仕事で忙しいからと言われたら、何も言えない。その上代わりの提案も、何かそれに関して解決を探る気配も無い。ただ、黙ってその場をやり過ごしゴメンと言って許してもらおうと言うことだろう。許せないでいれば、今度は私が大人気ないと逆切れするのだ。

私はまず、引越しに着手したことを少し後悔した。帰らず研修を続けたかった。でも自分の留学終了のケジメの為なので、これに関しては別に仕方ないと思っている。

私は、自分の思ったとおりに頑張っていこうと思う。帰国したら実家に戻り、その十分なスペースにアトリエを作る予定でいる(既に夏休みの時点でそういう話になっている)。まずはとにかくバイト、これはアパレルにこだわっていない。とにかく、自分の作りたいものを作る為の準備だから。そして、再び早いうちからパリをちょくちょく訪れたりして、少し気持ちのリフレッシュをするつもりだ。自分の作りたいものをじっくり探すつもりで。

だから、彼のことや結婚のことはどうでもいい。自分の進む道で組み込めれば考えるけど、彼が自分勝手に過ごしているのに無理にあわせる必要は無いのだ。

結婚なら彼の都合に合わせて十分待ったし、渡仏すると言うのに仕事を理由に来ないのも許してきた。彼が自分で待つと言ったのに、風俗やら女友達と遊びにいったのにも関わらず、復縁を認めたのだ。

余談だが、仕事で忙しいと言う割には、結局時間を作って別れ話のために渡仏した。その前も、お盆休みは1日くらいしか取れないではいたが、去年の9月私の帰国時に1週間以上休みを取っていた。私としてはその時一緒に住んでいたので、敢えて(日本で過ごす)お休みを取る必要は無いのに‥と思っていた。

これ以上振り回されたくない。

催促されなければ、答えも出さない、そして謝って済ませる。そんな軽々しい言葉の『ごめんね』に意味があるのだろうか?謝っても戻らないことは山ほどある。謝る前に行動するべきだろうし。

だから昔の人は、男に二言は無いと言って、発言に責任を取る最大の方法に切腹などまでしたんだと思う。もちろん現代にそれを持ち込むのはナンセンスだけど、謝れば許すべきだというのはそもそも間違っていると思う。

私が留学生活で大切にしてきたのは、言い訳をしないことだった。特に、『言葉が分からないから出来なかった』という理由を持ち出して、学校あるいは海外生活をおくる気が無かったのだ。

分からなければ、人より早く行動し、間違っていたら訂正してやり直せばいいと思っていた。フランス人の学生の2倍の手間を覚悟して生活していたのだ。言葉が分からないのを承知で留学したから。

これを教わったのはだいぶ前のことだが、恥ずかしながら留学するまでは実践はしていなかったかもしれない。

教えてくれたのは、私が医療短大で寄生虫学を学んでいた頃。動物(犬)の採血時に恩師(獣医師)が言った言葉だった。(大きく脱線するが、失礼)

犬の採血は人の採血よりも難しい。特に小型犬の血管は赤ちゃん並みに細い上に、人間のように規則正しい脈が見つけにくい(不整脈気味なのだ)。ましてや、人間に何回も採血されて物凄いストレスがかかっている。

人間の採血がやっとできる学生の、卒業研究のときである。グループの中で皆が嫌がるその採血を任された初めてのとき、技術のなさと緊張で失敗した。甲高い犬の鳴き声に動揺し、犬相手に思わず『ゴメン』と言ってしまった。(もちろん犬に言葉が通じないことくらい頭では分かっていた)。

しまったと思った矢先、隣にいた獣医の先生は『犬にゴメンは通用しない。謝るくらいなら一発で採れ』と言われたのだ。

それ以来、採血に関しては、私は絶対に一度でそして最低限の痛みで採れるように神経を集中し、その技術を取得した。そのグループでの卒業研究の採血の殆ど全てをしたと言っても過言ではない。

当たり前の出来事だ。とりわけてこんな所で話すことでもないのかもしれない。でも、私は今朝の彼のごめんねの言葉が何だか許せないのだ。謝ればそれで済むのか?私は犬ではないから言葉も分かる。でも気持ちとして、彼のしていることに理解が出来ないのだ。だからメールを受け取ってから、自分の心が狭いのか?frown自問自答を繰り返しているのだ。

そんなこともあり、今朝はゆっくりシャワーを浴びたりと気分転換し、夕方ようやくプランタンに出かけた‥が、やっぱり良くなかった。それは今日は祝日なのに、プランタン以外のデパートもやっていて、その界隈が凄くにぎわっていたのだ。とりわけショーウィンドウのクリスマス・デコレーションが始まったせいで(毎年TVでも話題になる一大イベントだbiglaugh)人の混雑が並みじゃない。

だから免税に関する質問も諦め、リストも諦め、自分の興味のあるショップをちょっと見て逃げるように帰ってきた(いつもとなんら変わらないじゃんrolleyes)。

明日は朝一番に、飛行機のチケットを取りに行く予定。私自信は、自分の予定通りに帰って、この年末年始は親元でゆっくりしようと思う。そして、(昨日の日記にあった通り)来年またパリを始めとしたヨーロッパを巡り、自分の道を考えようと思う。必要ならいつでも戻ればいいと思っている。いつでも戻れるだけのものが自分にはあると思っているから。

では。

Posted on: 2005年11月11日
Categories: ファッション

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