荷物も届いたし、自分の用事も終えて火曜日再びアトリエへ。

実は荷物の中に、ギャスパーのアトリエから頼まれて買ってきた品物があったので、それを持って行った。頼まれたものは『方眼定規』を始めとする、型紙を引いたりするための定規や、その際に使う道具など‥。

洋裁をしたことがある人なら、見たことがあるかもしれない。5mmの方眼が入っている定規。普通は50cm(幅5cm)の長さ。今回買ってきたのは、多分文化学院特製(?)30cmの長さで幅が25mmのもの。デスクやミシン脇で使うのに丁度いいもの。こっちでは見つけにくい品物。実はこの方眼定規、フランス語で『regle japonaise(アクサン省略)』という。意味は『日本の定規』eek。これは日本独特なもの?でモードのフランスに逆輸入された?か、真実は分からないけど、そうやって呼ばれる。最近は中国製のものも見かけるけど、日本のものが人気。輸入品だからある意味高級品だったりする。

あとは、袖ぐりを描くための定規とか、ころころ転がして曲線の長さを測る円形の定規など。あと腕にゴムで固定するピンクッションなど。日本で当たり前に使っているものが、実は使い勝手とかのいいものを見つけるのが難しいのだ。だから、(特に日本人はじめアジア系留学生が)使ってるのは見たことがあって知っていても、手に入れるとなると難しい。だから帰国した際買ってきてと良く頼まれるのだ。wink

そんなわけで、それらを早速使い作業。

私は相変わらず細かい作業。今着々と仕上がってきている今度のコレクション(10月始め)に向けて準備。もちろん詳細は言えないけど、布に施された加工(凄く繊細な仕上がり)を縫製しやすいように逆に取り除いたりした。他の研修生は、仕上がった作品の製品図(展示会で顧客に見せる仕様が分かるデッサン)を描いていた(私はデッサンも好き←というか描きたいrolleyes)。

他に私は、ギャスパーたちと作品につけるボタンの形や数を決めて取り付け、それにあわせてボタンホールをどうするかなど、お店(ボタンホールを開ける専門店)に相談しに行ったりする(これは言葉の関係上私)。そうそう、他の研修生はオランダ人だったことが判明、オランダ語じゃ分からないや。(と言ってもドイツ語も内容は分からない‥)

明日は、ベスト(英語でジャケット)がどうのとか言っていたから、それ関係の仕事が回ってきそう。コレクションのための作品だと思う。楽しみ。

Posted on: 2005年9月13日
Categories: ファッション
One Response to アトリエへ、日本のお土産
  1. 方眼定規って日本だけだったんだ・・・

    ボタンホールを開ける専門店なんて存在するんですね・・・
    す、すごい。

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