パリ留学日記

時差ぼけなのに、更に電気を付けっ放しでコトンと寝てしまい。早朝目覚める‥で、二度寝で寝坊という悪循環。日曜日だから寝坊とか堅い事は言わなくて良いんだけど、それでも早く直したいのに。

さて、この頃精神を不安定にしているこの問題『遠距離恋愛』について、ちょっと話してみようかなとも思う。ファッションと全然関係ないけど、画像が載ってたりして。

私がフランスに来る少し前、文化の夜学３年生の夏、彼氏が出来た。お互い知ってるのは１０年前からで、付き合ったのは留学の７ヶ月前。留学を決めた話を以前ブログに書いたが、付き合った当初、まだ留学は夢であって全然未定だった。

当然悩んだけど、これまた書いたとおり、文化卒業後の迷いとかあって留学を決意。彼は留学に前向きな言葉を言ってくれて、それで後押しされたような感じだったけど、今ではその言葉をほとんど言ってないという。（でも手紙とか残ってるってば）

留学期間中、寂しがり屋で泣き虫の私の電話をよく耐えて聞いてくれたと思う。連絡頻度は週1度の電話（30分くらい）だけだったけど。メールもほとんど環境が良くなく、無いも同然。これを少ないと思うか、妥当と思うかはカップル次第だけど、私はネット人間なので少ないなぁと思った。彼は携帯のメールにはマメだけど、PCは今ひとつだったから。

とにかく私はよく泣く。泣かないで頑張った時期もあったけど、それは自分には向いていないと思った。日本人は涙に批判的だから、出来るだけ普通にしているけど。でも私にとっては、泣くも笑うや怒ると一緒で、一種の感情だ。泣けば何とかなると思ったりしてない。涙で何とかなると思ってる人が居るから、涙に批判的なんだろうな（なら、笑ってその場をやり過ごすヤツも同じようなものだと思う）。

私は泣くのは笑うのと一緒で、そのときの感情をストレートに出しているだけ。だから感情を素直に出してきもちが落ち着くように振舞うことにしただけだ。だから、それに何かを求めてないけど、彼にとっては何も出来ない気持ちや、愚痴を言われてるように感じたんだろうな。ただ、電話線が繋がってるときにそれをやってしまったから、間違いだった。

彼は別れる前、彼自身も忙しかったせいで、『一人で頑張れなければ留学なんてしなければ良かったんだ』と私を投げ出してしまった。でも私が彼にぶつけた不満は、留学の不満ではなかった。彼は時差の関係で、私との電話中に寝た。２年経ってもパリに来たことがないから、私の話し全てが絵空事だろうし、見てもいないものを理解は出来ないだろうと、私は不満だっただけなのに。

そして現実の彼の行動は、自分の仲間達と旅行、サークル。私の女友達とデートまがいのショッピングに、これは復縁してから（８月に会ってしばらくして）分かったけど、ちょっと軽いノリで風俗にも行った（らしい）。私から見たら実に、楽しそうな生活だと思う。

とにかく、喧嘩はこじれ、うちの父親が説得したけどこの５月に別れることになった。一応会って話そうと言うことになって、彼はこの時初めて渡仏。彼の渡仏は強行で、金曜日の２３時にCDG空港に到着。土日をパリで過ごし翌月曜日に再びCDG空港を去った。

２日間私は説得した。別れたくなかったから。でも、彼の気持ちが変わりそうもなく、自分はありったけ自分のしてきたことを見せた。観光を始め、空港に行く前私の学校へ行ったり。で、潔く彼を空港で見送った。この時ばかりは、泣かなかった。だって後悔しないように、精一杯気持ちを伝えていたから。

彼が日本に帰って１週間くらいして、やり直そうとメールが来た。彼に限らず、親や知り合いがフランスに来て、私の生活を目の当たりにすると、態度が変わる。みんな口をそろえて『頑張っているんだな』と言う。でも私みたいな留学生は一杯いると思う。だから自分は普通だけど、やっぱり見えないものに対しての評価は低いだけなんだなぁと思う。

彼との喧嘩は今年の３月末くらいから別れる５月末まで続いていた。この時の精神的な凹みは酷く、一週間に５キロくらい痩せて作業は手に付かなかった。ミシンを踏む単調作業が一番辛く、頭だけがマイナス思考を加速させる。彼を知らないフランス人の友達は、相談どころか彼の悪口ばかり、話しにならない。そのうち、寝れない・食べれない・話せないという状態が続く。日本の友達とのメールのやり取りだけが救いで、メールが届くとPC室に入り浸ってしまった。

こんな状態だったから、今回の日本への一時帰国まで、彼との復縁は考え中だった。で、腹をくくってやり直そうと決めて、彼の家族と食事する直前、彼はポロっと風俗とかまで遊んでたと言っちゃったんだよね。それを許せとなると、こっちも態度で示せと言いたくなり、誕生日に相当な額のプレゼントを買うようにとなった（これまた相当な喧嘩だった）。それがこの画像。

一応彼はこれで許さなくちゃいけないけど‥なんか、私の人生この鞄の額で売ってしまった気が‥。

今日はこれで終わり。