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【HIROMI ASAI】100年の織機から織り出される伊勢木綿が時を超えてシャツとジャケットとして蘇る ― HIROMI ASAI(ヒロミ・アサイ)新コレクションをピッティ・ウオモで発表

ニューヨーク発のファッションブランドHIROMI ASAI (ヒロミ・アサイ)は350年の歴史をもち100年の織機から織り出される高品質の伊勢木綿を用いたシャツとジャケットを2019年春夏メンズコレクションとして2018年6月12日からイタリア・フィレンツェで開催される世界最大のメンズウェア博覧会「ピッティ・ウオモ」にて発表します。

ニューヨーク発のファッションブランド HIROMI ASAI(ヒロミ・アサイ)は着物生地を用いたメンズウェアを製作し、世界市場で販売しています。2017年1月にピッティ・ウオモでメンズウェアを初めて発表後からその高品質な生地と女性デザイナー 浅井広海の感性宿る新鮮なデザインの融合に大きな反響を得てシーズンを重ねてきました。この度、2019年春夏コレクションを2018年6月12日からイタリア・フィレンツェで開催される世界最大のメンズウェア博覧会「ピッティ・ウオモ」で発表します。

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HIROMI ASAI の2019年春夏コレクションのテーマはEden(エデン)です。今回のコレクションでは伊勢木綿を用いたシャツとジャケットを製作しました。100年以上前から浴衣に親しまれてきた昔ながらの高品質な木綿生地が、今、時を超えてファッショナブルなシャツやジャケットとして蘇ります。

伊勢木綿は350年以上の歴史を誇る伝統的な木綿地ですが、現在は三重県でも一社のみ、臼井織布で100年前の織機を使いゆったりと織られています。伊勢木綿はもともと昔のバスロープともいえる湯帷子(ゆかたびら)の生地であり汗を良く吸収し、さらに手洗いで洗えば洗うほど柔らかい風合いが出ます。HIROMI ASAIはこの伊勢木綿の特徴を最大限に活かし、機能的で快適、さらにデザイン的にも古典的な格子柄や縞柄をモダンテイストに解釈し、スタイリッシュで力強く、美しいシルエットを醸し出すシャツとジャケットを製作しました。

小幅の伊勢木綿生地から精密な柄合わせをするため、縫製も日本製にこだわりました。ジャケット縫製は三陽商会の子会社でジャケットやスーツの縫製で定評がある福島市のサンヨー・インダストリーで、シャツ縫製は高度な技術で数々の新進気鋭のブランドのシャツ製作を行っている青森県黒石市のファッション工房黒石で行っています。今回全てのコレクションのパターンメイキングは三陽商会の永野孝志氏が行っています。

HIROMI ASAIのコットンシャツとジャケットは素材、デザイン、パターン、縫製、全ての面で高品質でスタイリッシュ、満を持して欧米市場に向け公開・販売されます。シャツの小売希望販売価格は300ドル台から、ジャケットは700ドル台からです。デザイナー 浅井広海からのメッセージです。「私はいつも着物の神髄を現在のファッションに活かし蘇らせようとしてきました。今回は昔から親しまれてきた日本の木綿地、伊勢木綿を日本の職人の技を通してファッションに昇華させることできました。HIROMI ASAIの新コレクションを世界の多くの方に楽しんでいただきたいと思います。」

HIROMI ASAIはピッティ・ウオモでの2019年春夏コレクションの発表に続き、7月のニューヨーク、8月のラスベガスのリバティーフェアーにも伊勢木綿を用いたコットンシャツとジャケットを出展します。さらなる欧米市場での販路拡大を目指しています。本当の「着物」を世界へ!着物を作る伝統技術を次世代へ!伝統と革新の融合をめざし、HIROMI ASAIの世界市場での挑戦は続きます。

<HIROMI ASAI(ヒロミ・アサイ)2019 春夏メンズコレクション 発表概要>

コレクション名:Eden(エデン)
展示会名:ピッティ・ウオモ
会場:イタリア フィレンツェ バッソ要塞
セクション名:MAKE(メイク)
スタンド・ナンバー:No.16
期間:2018年6月12日 – 15日

ホームページ: http://www.hiromiasainy.com
インスタグラム: https://www.instagram.com/hiromi.asai
フェースブック: https://www.facebook.com/modeandclassic

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<HIROMI ASAI (ヒロミ・アサイ)について>

HIROMI ASAI(ヒロミ・アサイ)はアメリカ在住のデザイナー浅井広海の主宰するニューヨーク発のファッションブランドです。HIROMI ASAIは2016年2月、ニューヨークコレクション(ニューヨークファッションウィーク)に公式出展し、クラウドファンディングで世界中からの出資を受け、世界4大コレクションで史上初の着物ランウェイショーを実現しました。着物をつくる職人の伝統技術を次世代に引き継ぎたいとの思いから、「着物」で世界市場に挑むに当たり、その後着物の本質をその形状ではなく、素材・生地に求めました。2016年から着物生地を用いたメンズウェアを製作し、世界市場で販売しています。日本全国の職人達と着物の生地の高度な生産技術に基づき新たな生地を共同開発し、デザインにこだわったニューヨークスタイルのメンズコレクションを毎シーズン発表し、その挑戦は特集記事としてファッション雑誌のみならず、ニューヨークタイムズ、マイアミヘラルド、NBCニュース、ニューズウィーク、インデペンデント、日経新聞等で報道されました。

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