カルティエ現代美術財団では、2018年6月10日まで、石上純也の作品を集めた初の大規模な個展、Freeing Architecture(自由な建築)を開催しています。日本の有力な若手建築家として異彩を放つ石上(2010年ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展金獅子賞受賞)は、周りの風景が重要な位置を占める観念的かつ詩的な作品を生み出すクリエイターです。
石上は、カルティエ財団のために特別に構想された今回の個展で、アジアとヨーロッパにおける自身の建築プロジェクトの中から20作品を選び、構想から建築までのさまざまな段階を記録した映像やドローイングとともに、各プロジェクトを大型模型群で紹介しています。ジャン・ヌーベルの代表的建築物との対話ともいえる本館での展示は、カルティエ現代美術財団が一人の建築家を特集する初の大規模個展です。
JUNYA ISHIGAMI
FREEING ARCHITECTURE
2018年6月10日まで。
<カルティエ現代美術財団(Fondation Cartier)>
261, rue Boulevard Raspail, 75014 Paris (33)1.42.18.56.50。
11時〜20時(火曜〜22時)月曜休。
入場料10.50ユーロ。
https://www.fondationcartier.com