メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク東京 2015 S/S は、渋谷ヒカリエを主会場として10月13日(月・祝)~19日(日)に開催し、期間中実施された主催・共催イベントに約2万4100人が来場し、盛況裡に終了しました。初日にはオープニングレセプションを開催し、スペシャルコンテンツとして、映像「The Runway Of HANAE MORI」も発表され、森英恵先生も登壇されました。コレクションでは海外から4ブランドが参加、全48ブランドが新作を発表しました。
1.来場者数
○主催・共催イベント来場者数 24100人
(1)2015S/S COLLECTION(48メゾン/42ショー 6インスタレーション) 23500人
オープニングショー「HANAE MORI designed by Yu Amatsu」 600人
「VERSUS TOKYO 2015 S/S」(ショーのみ) 4000人
(2)オープニングレセプション(メディア、関係者のみ招待) 350人
(3)Tweed Run TOKYO 2014 250人
○関連イベント来場者数(HUB TOKYO vol.7 -PLANET-、坂部三樹郎・山縣良和プロデュース ~東京ニューエイジ Tokyo new age-produced by Mikio Sakabe & Yoshikazu Yamagata、新人デザイナーファッション大賞、ピギーズスペシャル ピッグスキンショー、アジア・ファッション・コレクション、PARCO/シプカル祭。2014~トウギャザーしようぜ!、渋谷ファッションウイークほか) 36000人
2.今回のポイント
(1)オープニングについて
・インターナショナルデザイナーとしてハナエモリ新ライン「HANAE MORI designed by Yu Amatsu」がオープニングを飾る。新ラインのデザイナーに天津憂氏が起用されたこともあり、注目された。
・ファッション・ウィークのオープニングショーとレセプションには、にスペシャルゲストとして、メルセデスベンツのグローバルキービジュアルをモデルであるティルダ・スウィントンとデザイナーのハイダーアッカーマンが来場。オープニングショーには、ジェラ・マリオーニが新作のドレスを着用して来場。
(2)産地活性化プロジェクトについて
・THIS IS MY PARTNER にて5つのブランド(ATSUSHI NAKASHIMA、DISCOVERED、DRESSEDUNDRESSED、FACTOTUM、IN-PROCESS BY HALL OHARA)による日頃、裏方である産地企業にスポットをあてた企画が実現。
(3)デザイナー支援について
・新しいカタチのデザイナー支援プログラム
東京ニューエイジが実現。これまでのショースタイルの発表ではなく、若いクリエーターの表現の場の提供がメイン会場8F のコートと渋谷ファッションウイークの中で路上ファッションショースタイルで実現。
・本会期中に「東京ファッションアワード」の受賞発表式が東京都との連携により実現。将来有望なデザ
イナーの選出プログラムが新たに創出された。
(4)B to C イベントについて
・VERSUS TOKYO 2015 S/S として、6ブランド参加。最終日、BtoC イベントとして大いに盛り上げた。6 ブランドのうち3 ブランドが初参加。より注目度も高まった。
(5)海外への発信について
・ティルダ・スウィントンとハイダーアッカーマンといった海外セレブゲストに加え、影響力のあるインフルエンサーの来日(ニック・ウースター、トミー・トン、フィル・オー)が実現。海外ブランドから、House of Holland が日本で初のショーを行い、話題となった。
・海外発イベント「Tweed Run TOKYO」の知名度が日本でも上がり、年々、参加希望者や取材依頼が増加。
・この10 月からオフィシャルメディア・パートナーがAFP になり、海外への発信力を補強。
(6)SNS の取り組みについて
・twitter で使用されるハッシュタグ「#MBFWT」の定着の効果が見られ、連動したFacebook でも「イイネ」が倍増。これはトミー・トンやニック・ウースターが自身の投稿でハッシュタグを付けていることも増加の要因として考えられる。
・今回より試験的に「Instagram」を開始。こちらも、フォロワー数が約33 万のニック・ウースター、約15 万3000 のトミー・トンの効果があり、手応えがあった。