東京コレクション「KAMISHIMA CHINAMI」。

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11/2 21:00 KAMISHIMA CHINAMI(カミシマチナミ)。
場所は、明治神宮外苑 聖徳記念絵画館前の特設テントのKURENAI。


招待状の画像はこちら。

会場に入ると、席に、ROYCE’のクッキーが置かれていた。
KAMISHIMA CHINAMIが札幌のブランドだから、
協賛にROYCE’が入っているのだろうか。
いずれにせよ、嬉しい。。。

ショーは、シルクサテンなどの高級素材をふんだんに使って綺麗目な感じ。

背中の身ごろの上部のみを留めたTシャツ。
背中部分を首にかけたので、前から見ると、
Tシャツの袖と襟ぐりが身体の前に見えます。
裾には、プリントが施されたスパンコールが付けられています。
上の写真を後ろからみるとこんな感じ。

背中の身ごろを首にかけたため、背中があいています。


シルクジョーゼットの軽やかなシャツに裏地を長めに取ってあるスプリングコート。
スプリングコートの生地は、細番手の糸とスーピマ超長綿を使用して
作られているため、とても軽やか。
裏地はボタンで取り外し可能とされており、
取り外された布をスカートやストールにも使うことができるのだそう。
ランウェイを歩くモデルの動きとともに、揺れ動く裏地が美しかった。


シルクサテンの光沢あるシャツに、シルク、ナイロン、キュプラなどの3~4素材を
MIXさせた分量のあるスカート。
スカートの上に、サスペンダー付きの巻きスカートのようなものを
重ねて着ているのだそうが、スカートだけでも52枚はぎあり、
巻きスカートの方はなんと220枚はぎもあるのだそう。
素材によって、製品染めのときなどに縮み方が異なるため、
それを考慮したパターンや、生地を傷つけないために、
機械の針の先を丸いボールにしたりが大変だったのだそう。
その甲斐あってか、生地による縮みを利用して、
ドレープを寄せてある部分などがあり、
ふわりとした風合いと素材感がとても素敵だった。

その他にも、アメリカのサンフォーキン綿を用い、シルケット加工することで、
絶妙な色を出したデニムや、
ガス焼き加工することで、表面を柔らかくした糸を用いたシャツなど、
素材への圧倒的な拘りがみえた。
風合いを保つために、古い編み機を使う工場を使ったり・・と、
量産度外視でやるのは、なかなかすごいことだと思う。

今回のテーマは「北風」。

案内状には、以下のことが記載されていました。

「冷たく優しいアイスブルー
北方の地の夏に吹く風
北風と太陽 対極の価値観 万物の起点」

イソップ物語の「北風と太陽」の物語に対し、
「北風は必ずしも悪いものではなく、北風によって太陽のありがたみが分かる」
という、違った見方をされているようです。

※2005年11月15日、展示会にて詳細な話を聞いたので、記事を手直ししています。

ちなみに、画像とmovieはこちら(JFWの公式HP)にもUPされています。

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2件のコメント

  1. はじめまして。私のブログへのトラックバック有難うございました。

    コレクションの詳しい情報、読み応えがありますね。
    これからもちょくちょく覗かせて頂きます。

    今後共よろしくお願い致します
    m(__)m

  2. >両国さくらさん
    コメントありがとうございます。
    私の記事なぞ、素人見解なので恥ずかしい限りです・・・。
    両国さんのショーの感想はさすがだなあ・・と思いました。
    こちらこそ、今後とも、よろしくお願いいたします。

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