計画的陳腐化というのは、マーケティングの用語であり手法。
企業は、標的市場にプロダクト導入していく立場にありますが、この陳腐化を計画的に発生させ買い替え需要を喚起させようとします。
これを、計画的陳腐化といいます。
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計画的に陳腐化させて買い替え需要を喚起するためには、プロダクトに対して上記三つの計画的陳腐化のどれかを用いて陳腐化させねばなりません。
そうしないと、売上が上がらなくなります。
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計画的陳腐化には三つあります。
物理的陳腐化と機能的陳腐化と心理的陳腐化です。
モードというのは、計画的陳腐化の中でも心理的陳腐化を最大限に用いたビジネス手法。
定期的に新しいデザインを提案し、以前のデザインを古くてダサくてみっともないようにしていく。
手持ちの服は全然消耗していないのに、新しいデザイン的魅力やトレンドによって次の服を買うよう強迫される。
モードを作る方は、快適さを提供するように見せかけて、ブランドの品格を守るために高品質な服を作る。
顧客は買うときには長く快適に着られるように思うし、実際、物理的には長く着られる品質だったりする。
しかし顧客がそれで満足して長く着られては、次の服が売れない。
自ら、自分たちの服を陳腐化する服を生み出し、次の購入を迫る。
真綿で首を締めるかのように。いや、真綿で肌を愛撫するかのように。
そうして服は増えてゆき、クローゼットに収まりきらなくなった服は、物理的な消耗は無くとも処分される。
しかしデザイナーは、それぞれの服を長く愛着して欲しいとも願っている。
二律背反である。
買う方は買う方で、その浪費システムに組み込まれている事に気付かない。浪費では無いと洗脳される。
消費し切れないものを買っている以上、これは間違いなく浪費だ。
新しい服が欲しいと思うのは、そういう浪費の誘惑がある世界に身を置いているからだ。
オシャレにはエスタブリッシュファッションともいうべきスタイルがあって、モードのような定期更新システムばかりではない。
アメカジだったり、トラッドだったり、アイビーだったり。
例えばそういうスタイルであれば時代遅れにされる事もなく長く愛着できるし、次々新しい服を買わなくてもオシャレは成り立つのだ。
モードというスタイルを選んだばかりに浪費を余儀なくされる。
そこにモードを鬻ぐ(あきなう)者と、贖う(買い求める)者がマッチしたというだけの話なのだが、心理的には豊かであっても物理的には無駄な売買が行われているという自覚はあって欲しい。
それは当然、単純な良し悪しの問題ではない。
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しばらく前にフケに悩まされたのですが、これを使って一発で治りました。
真菌(カビ)感染によるものだと思うと悔しいですが。
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