私は普段、黒い服を着ません。
「え?それじゃ何を着るの?」なんて思った人います?
ジョゼレヴィというデザイナーがいまして、前書いたように私がファッションに興味を持った頃に、彼は活躍していました。
(ちなみにディオールオムのエディスリマンはサンローランに抜擢される直前に彼の元で働いていてました)
彼は黒を使わないデザイナーでして、黒の代わりに紺を使います。
「黒は(コーディネートにおいて)安易な色だし、強い色だ。お洒落には色合わせの楽しみもあるだろう?僕はそれを提案したいんだ」と彼は語り、私はそれに感銘を受けてしまったんですね。
お洒落になりたいと思っていた時期でしたし、その訓練にもなると思いました。
それじゃ何色をベースカラーにしていたのかといいますと、ベージュ→グレー→ネイビーと凝る時期がありました。
ネイビーの時期には「ベージュもグレーもネイビーも持っているし、何色を買えばいいんだ?」と困った事もあり、その当時の友達にも「もうその辺の色はいいじゃない?」なんて言われたり…
その変遷の途中に「ファッションにおいてベースカラーとなりえる色が5色ある。黒、灰、紺、茶、ベージュだ」というのを永澤陽一のインタビューで知りました。
最近はカーキやモスグリーンもなりえるかもしれませんね。
オズワルドボーテングがミステイク?をやっている頃、ベースカラーとしてのダークパープル(ディープパープルと表現しちゃダメ?)を提唱して
いましたが失敗でした(笑)
もっとも今は黒も様々な表情を見せる事がわかっています。でもまだ手を染める気にはなりません。
それに、そんな「黒い服は着ない」こだわりって格好いいなんて思っています。
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