ファッションマニアへの経緯(4)

さすがにこうなると「お洒落じゃない」という事に対する卑屈感は完全に払拭されました。
2年間の猛勉強の成果でした。
ただ、今でもそうですが、知識から入っていったもので服に詳しいという自信はありますが、お洒落さんだという自信はありません


この頃からインターネットを始めて、BBSへの投稿やファッションチャットにはまっていました。
週間ファッション情報のBBSログにその形跡がチラホラ残ってますね。
マニアックな発言を多くしています。

洋服の品質を探り出したのもこの頃です。
ブランドの価値とはなんぞや?と、デザインの良し悪し、品質の良し悪しを追求して行ったのです。
品質の差というのを厳然と気付かされたのはルイジボレッリのシャツと、ジョンスメドレーのコットンニットでした。
もう、別格。
それまで見ていたものが陳腐に見えました。
何でもそうかもしれませんが、あるところを突破すると途端に今までのものがクリアに見えるようになります。
不明確だった品質鑑定も、突然できるようになりました。
そうするとですね、大抵が品質主義になってしまい品質の悪いブランド批判(デザインは良くても)が始まり、ファクトリーに注視しだすんですね。
私もその洗礼を浴びました。
このファショコン通信の常連様にも何名かいらっしゃるようで…

図書館でモードやファッションに関する書籍を読み漁るようになったのもこの頃。
時代を拓いたファッションデザイナー
一流ブランド品の科学
モードの迷宮

これらの本はとても面白かったです。
鷲田清一は被服哲学的な事を書いてます。
ちなみにこの人の「最後のモード」という作品は、文章が理解できません。

翌年、大学3年の時のファッションクイズでは全国1位となり、ファッションに対するひとつの到達を迎えます。(この年を最後にこの雑誌のクイズ企画は無くなりました)
それ以降ファッションの勉強に対する加熱も終り、肩の力が抜けました。

肩の力が抜けてこそ見えたものも沢山あります。
忘我的な追求は終わりましたが、これからも気楽に付き合っていこうと思っています。

ちなみにファショコン通信には1999年の末頃よりお邪魔させていただき、その後ぷりまさんとは個人的な交流もさせていただいています。
これもファッションマニアであったからこその出会い。

ファッションはあなたの人生を変えましたか?


Comments

“ファッションマニアへの経緯(4)” への1件のコメント

  1. 服オタです。よろしくw

    私も散々服が好きでまぁまぁ
    知識はありますが
    お洒落って感じではないですね。
    ってか、ファッションがわかり始めるとお洒落がよくわかり、むしろ頑張らなくなっていたり・・・。

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