コレクションが昨日終わって、今日からサロン(展示会・ショールーム)。はっきり言って販売員さん?商談とか、まったく分からない状態で朝からスタート。

着いたら、いきなり一言『ちょっと様子を見て、彼(日本人アシスタント)を手伝ってあげてね』って、ちょっとびっくりicon_rolleyes。確かに、予約が入っているバイヤーは、日本のセレクトショップが殆どだから、日本語が聞こえてくる。バイヤーの人は日本人以外の人には英語で話すから、日本語と英語が飛び交う。一応、状況を見ながら(この場合は聞きながら?)、手伝いますと言って、観察した。

とは言っても、日記で承知の通り、色んな資料に目を通したとは言っても、研修初めて5日目。ショーはバックステージに居たわけだし、商品(現物&製品図)も生地見本も、作業で少し触れただけ。ほんの数時間の観察で、なんとか対応しなくちゃいけない。お客に失礼にならないように、分からないことはフランス語でこっそり質問。

実は(ちょっと脱線)、この8ヶ月ほど、日本の生地屋とフランス人エージェントの交渉に立ち会うアルバイト(と言っても研修生同様な扱い)をしているから、そういう交渉の場に慣れていないわけではない。日仏の翻訳(そう凄いレベルではないけど)を手伝ったりは出来る。でも途中で英語が入ると、話しは分かってるけど、通訳に混乱する。私の脳は2ヶ国語で一杯一杯‥。icon_eek

とにかく様子を見て、飲み物出したりする傍ら、話を盗み(?)聞き参考にする。そしてショップ側が選んだ商品の資料を用意したりした。こういうのを見てるとセレクトショップってこうやって、商品を買い付けるんだと分かる(当たり前か、現場目撃してるんだもんね)。

面白いのは、セレクトショップとして、どう他と差をつけるかというところ。あと良く、『これはうちのショップオリジナル』だからという店員さんの言葉。それは、こういうサロンの商談で色々決まるんだなぁってこと。そしてこういうのが出来るのが、クリエーターの面白みなのかもしれない。作り手としても面白い。市場からの逆提案があるから。もちろん、それを飲み込みすぎたら、クリエーターのスタイルが崩れるけど、作りたいものをそこに特別に提供すると言うのもまた良いと思った。

だから、少量で質の高いものを世界に売りたいと思うと、セレクトショップはそれで意義がある。でも、私としては、やっぱり自分のオンリーショップで、世界の何処にあろうとそこに行って買うというくらいの物が作れたら本望なんだけど。まぁビジネスは別なので、今回は良い勉強になった。

今日は、お客が帰ったら、私の仕事は終了した。他の研修生はいつもと同様、デッサンとか手縫いの作業をしていた。明日、少し離れた工場に、作業しに行く係りになっていて、いつもより1時間早めにパリ東駅で待ち合わせ。

帰りがけに、ソルド(セール)に寄って気になっていた、ゴルチェのアクセサリーが安くなっていたのを我慢。次にヴィヴィアンに行ってパイレッツ・ブーツ(セール対象外)を発見してしまった。もうどうしようもなく欲しい!しかも、家の両親が今週末来る。実は私は仏滞在許可があるため免税では買えないけど、親が来るなら免税が効く(12%)から、事情を話し取り置いてもらっている。日本の価格も、入荷状況も分からないし。だから掲示板でお尋ね中。だれか答えてください。m(_ _)m

あと、パリ・留学・スタージュ等、もちろん徐々に話していくつもりだけど、興味や質問があったらコメント残してくれると嬉しいです。連絡取れない友達も、見てくれてありがとう。bisous! biglaugh

Posted on: 2005年7月5日
Categories: ファッション

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