パリ留学日記

今日は両親が日本に帰る日。朝、朝食を一緒に取りながら夏休みの予定を話す。出勤まで時間があるので、昨日の荷造りを確認。お昼に研修先の近くで待ち合わせてデジュネ（昼ごはん）を取る予定。

とりあえず、研修に復帰、一日サボってるからちょっとバツが悪いような‥。でも行ったら何も無かったように、すぐに仕事に‥。生地の染め直しをするために、素材を用意したり‥、特注のアクセサリー（コレクション参考商品に注文があった）を作る手伝い。そして、先週私が工場で加工した製品が徐々に仕上がってきた。

大量の商品（特にTシャツ類）の袋を開けて、タグとサイズを確認して、再度袋に詰めなおす。商品を数えながら、チケットを貼る。リファレンスとかサイズ表示が見やすいように。

Gaspard（デザイナーです、プロフィール・リンク参照）はいよいよレディースのコレクション（10月始め）を練りこんでるところ。机の上にデッサンが色々散乱。そしてマヌカンに布を当て始めている。

また一方で、その次のシーズン（来年2から3月）の生地選びが始まる。本来は、生地見本市（プルミエール・ビジョン、2005年は9月20日から開催）で公開されるものが、生地屋によっていち早くクリエーターに売り込まれる（まぁ8月は働かないから？）。今日もそういったエージェントたちがやって来ては生地を見せていた。そして興味のある商品の見本を請求する。

本来、プルミエール・ビジョンでデザイナーは生地を選ぶはずだったけど、それでは遅すぎる。大体今くらいから競争は始まって、プルミエール・ビジョンで一応の傾向・流行を確認して、ほとんど商談は成立する。

私も生地屋の仕事をちょっと手伝うので、シーズンの先取りをしなくてはいけない。モードの仕事は季節や年月を混乱させる。製品は1年前のものだから、夏物なら夏作るけど‥生地はその半年前に選ぶから、今は冬の布地を扱っている。

今日はそんな感じで、定刻（19時）に終了。この1週間、両親のホテルで過ごすことが多く、寝るために帰っていた自分の家をちょっと片付けた。買い物にも行ったりして。というのも、明日は祝日だから‥。ゆっくり休もうと思う。