日曜日に寒空の中、彼氏と電話を1時間以上した。本当は暖かい部屋ですればよかったけど、待っている時間が辛くて外に出て、そのまま電話となったので、場所は屋外のベンチになったのだ。
で、凹んだ日記を書き(徒然パート3ね)、刺繍の仕事を終える。単純作業が続くと頭が働くので、また自分の考えが少しずつまとまってきて、再び感情が爆発‥。日曜日の真夜中のことである。で、彼氏に泣きながら電話してしまった。それがまた凹みを生み、そのまま寝込んでしまったのだ。
泣き疲れと寒さ、仕事の緊張から熱を出したっぽい。とくに、体温が高温期になった最後のとき(女性の体は複雑だ)、私はよく熱を出す。それも重なったらしい。当然、この頃の憂鬱は月経困難症っぽさもある‥。
で、月曜日は仕事に行ける状態でもなく、布団に包まり寝込むはめになった。火曜日の昼間まで殆ど寝ていた。起き出した今も、熱で肩とか背中が痛い。一応研修先は、明日の午前中まで、大事を取ってお休みになっている。
寝込んでいてもフリーの仕事を仕上げた。ただ、持って行くはずが取りに来てもらう羽目になり、なんとか仕事は終わらせた。
さて、考えがまとまった‥(嘘っぽい)。
遠距離恋愛ってなんだろうって事。なんで、こんなに女友達に嫉妬し、不安になるだろうってこと。なんとなく、これで徒然日記に関しては完結しそうだ(いやまたぶり返すだろうけど)。
それは、当たり前だけど、留学・遠距離恋愛を選んだ時点で、二人の当たり前の些細なことは全て無くなってしまうということ。本当に当たり前だけど‥。
彼の車に関しても、留学中新しくなった。去年帰ったとき、『晴れた日に洗車して近くをブラブラする。遠出じゃ無いけどそんなデートもいいね』と言われた。それは事情によって流れたけど、私は今でも覚えてるくらいだ‥凄く楽しみにしていた。
サークルも、日本に居たときから2人の週末の当たり前の予定で、その前後のちょっとしたお出かけや食事、全てが当たり前の毎日だった。
留学・遠距離恋愛を選んだ時点で、この当たり前は当たり前でなくなり、我慢することになる。留学が終わったら、洗車デートして、サークルの仲間とボーリングに行ったり食事したりも彼氏と参加して‥と、留学中、頑張って我慢すれば手に入ると思っていた。今しなくても、帰ったらできるんだと思っていた。
でもその全ては、留学が終わったら彼と出来る楽しい出来事ではなくなったのだ。その全ては、私の留学中、彼はその女友達と全部やってしまったのだ。彼女に盗られたものは大きい。
その女友達は私と彼氏の喧嘩中(喧嘩しているのを知っていて)、彼が洗車をすると聞いて、彼女もしたいと言って誘い出し二人で会い遊んでいた。その車は今では彼女のものが持ち込まれ、サークルには2人で行き、彼と食事をすれば分け合ったりもする仲になった。買い物にも付き合い、彼は彼女の選んだ服を着ている。
もちろん、彼の行動に制限をする権利があるわけじゃない。友達と会ったり、食事をしたり‥、そんなのは私だって留学先で色々出会い、経験したりと彼の知らない私の時間がある。彼にしてみれば、何気も無い気分でその女友達と遊んだのだろう。でも、私の受けた傷は結構大きかったのだ。
私は、帰国が近づくにつれ、何のために帰るのか分からなくなったのだ。その女友達の代わりになるために帰国するのか?
そして、サークルの忘年会が近づいている。この夏に帰国した際、別の友達(夫婦で参加している)が『私達も去年から参加してるんです。今年はさぼてんさんが帰ってきたら、一緒に飲めますね』と誘われた。でも帰国時期は微妙だ‥。間に合わなければ、彼はその女友達と参加するんだろうか?メールで聞いたけど答えは返ってこなかった。(本当は行って欲しくない。また傷付きたくない‥でも言えば嫌われるだろう‥焼きもちだと言われる)
女友達と彼氏が積み重ねてきた時間は、週1回とはいえ10ヶ月。私と彼が日本で付き合ったのは(週末同棲っぽい感じで)7ヶ月くらい。途中の帰国で一緒に住んだ時期とかもあるけど‥。些細なことでも、私が彼としたことが無いことを、その女友達は一緒にしている。
確かに洗車とか食事とか買い物とか、友達とすればデートでは無いといわれればそうかもしれない。でも彼が留学が終わったら私と一緒にしようねと口に出した、長い間したくても出来ず、待ち続けている楽しみにしてたこと。それを遠い外国で一人、指を加えて見ていたのだ。本来なら知らないで過ぎたことかもしれないけど。二人からの(特に女友達の)メールで随時事を知り、止めて言うことも出来ず(言ったとしても止められなかっただろう)、二人が会っている瞬間も分かっていながら海外で一人で過ごしたのだ。
私はそれが許せないのだ。でも、留学を選んだのは自分だし、出来ないことがあっても我慢しなくてはいけない。それが留学だし、遠距離恋愛だから。
好きな人と同じ経験をして、感動したりそれを分かり合ったりしたい。でも留学中は出来ないのは頭では分かっている。あともう少しで、一緒に出来ると思っていたこと、それが今ではしたくないことに変わってしまった。本心を言えば、彼の車には乗りたくない。あの助手席に座るのが気持ち悪い(しかも女の髪の毛つき)。洗車もその友達にさせればいいと思う。極端に言えば、その女友達に選んでもらった服を着て私になんて会わないで欲しい。
(余談だけど‥、風俗のことは鞄で許したけど、本当はその前に彼女の件で車を買い換えろ!と口走ったのだ。それに比べたら9割引だし‥。彼女の件はお金では解決しないと思う。)
その女友達が、彼に知り合う前までは、彼もそれなりに自分なりの週末の過ごし方を探っていた。たまたま転勤中と言うこともったけど、平日も英会話に通い(私の仏語に対抗して、旅行先で使えると良いよねってということで)、週末も男友達とつるんでいたようだ。それに、転勤先には私も知っている、やはり同じくらいの付き合いのある彼の男友達が近所に住んでいた。
‥今の彼は、私の知らない彼になってしまったと思う。そう電話でぶちまけてしまった。
日曜日の電話の後、彼は自分は変わっていないし、帰ってきて一緒に過ごせばその女友達に対する嫉妬や感情も消えるだろうからと、メールが来た。彼は私は友達と仲良くするようにという感じだった。もちろん、私がこんな感情を抱いてしまうのは彼がしたことによるものだと、彼が悪かったとも言っている。
私だって、自分の友達の悪口は言いたくない(とにかく、出来損ないの私だ、いつも迷惑をかけてそれでも友達でいてくれている人達だ、だから感謝こそすれど‥だ)。でも、この状況で冷静に考えてみると、彼女が私の友達か、好きか嫌いか、それすら分からない。彼女の言い分は分からないまま。でも、彼女は明らかに、私の彼と色々なことを経験すること・過ごすことを選び行動している。
そして、これから過ごす時間に、その女友達が居る限り、私と彼の隔たれた時間や経験を埋めるのは難しいんじゃ無いかなぁと思う。3人でいれば、彼と女友達は更に経験を積み重ねる。私の疎外感は消えない。彼は離れていた側ではないからそれに気が付かないのだろうか?でも私のように離れていた方は、知らない流行語やTVの話題や歌を聞くだけで、凄く寂しく感じるのだ。
先にも書いたけど、誰かと何かを経験して共有すること共感すること。それはとても大切なことなのだ。私も留学で色々経験したし、それは残念ながら彼氏とではないが、友達やその家族、先生や同僚‥色々だ。時には友達としか経験できないこと、彼氏としか経験できないこと、家族としか経験できないこともあるのも知っている。
それを、適当な興味や好奇心で、遠恋中の二人に割って入る女友達‥。彼女には彼がいない(以前はいたらしい)。本来、恋人同士ですることを、私の彼氏をつかってしているように感じるのは私だけだろうか?男友達は確かに存在する(私にもいる)。でも、彼女のしてることはそれと違うと思う。そうじゃなければ、サークルに行くのも、食事を楽しむのも他の同性の友達とすればいいのにとも思う。でなければ、恋人と友達の境界線は無くなってしまうとも思うのだが‥。
5月に彼と別れて夏休みに復縁したけど、私の気持ちは彼と別れたままの状態な気がする。夏に日本に帰って現実を突きつけられて一層(?)、今の状態(復縁して遠恋進行中)に混乱しているかもしれない。夏にうちの両親に会ったとき、正式に婚約とかしてくれていたら、少しは気持ちが楽だったかもしれない。
ということで、嫉妬や不安の原因は私なりにはハッキリした。でも恋愛は私一人でするものではないので‥、上手く行かないのも分かってる。
今回の電話やイザコザで、婚約は何時になったか分からない。一応、帰国してすぐ12月にしようと言っていたけど、彼は気が変わったかどうか、そのままなのか‥それすらハッキリ話が出来ていない。
とりあえず、明日の午後からまた研修に復帰して頑張って働くことにしよう。実は先週からボチボチ、デッサンの仕事が入っているから、良いのだ。ここにいると『スティリストになれる』気がするのに、彼とメールしても『彼のお嫁さんになれる』実感は無いんだなぁ。(寂しい)
では。
こんにちは、少しずつではありましたが全て読ませていただきました。
途中からは非常に面白く一気に読破した感じではありましたが・・
私自身(雄ですが)洋服が好きで、着こなしうんたらより
服そのものが好きで、コレクションの画像なんか毎シーズンチェックしております。
見てて飽きないものがありますし、手にとってまじまじと見れたらな~なんて
いつも思ったりしてしまいます。
まず、一通り読んだ感想を軽く述べさせていただきますと、
ファッションの本場フランスでこんなに頑張ってる日本人がいるんだ
ということでした。もちろんさぼてんさん以外にも沢山の方がいるのですが
そうした方たちの事をなかなか知る機会もなく、このような日記がそこら中に
あるわけでもなく、改めて目の当たりにした感があります。
慣れない環境はそれだけで重度のストレスです。誰もが頭では知ってることです。
ただ、それを実際に経験したことのある人は極少数です。
ほんとに毎日お疲れ様です、といいたいです。
なんだか知った風な書き方になってしまいすみません。
Gaspard Yurkievich アトリエで研修していたとのことですが、すごいですね。
私も彼の服はかなり好きです。といってもレディースの話ですが。彼女がいたら着せたいですよ。
彼と一緒働くさぼてんさんは私から見れば雲の上の人です。ありがたや~。
今はまた違うアトリエで研修開始ということですが、そこで一皮むけて夢に一歩でも
近づけるよう頑張ってください。
それから、ヴィヴィアンのグレーのセットアップ(?)はすごい可愛いですね。
ブルマーのくしゅくしゅ具合といい、ジャケットの襟元といい。
一枚の布があーゆー風になってしまうというのがほんと驚きです。ほんとうに綺麗ですね。
今彼氏との間でうまくいかない様子ですが、彼氏さんにつきまとう例の女友達は、人として
いかんですね。友達とはいえないですよ。やつはブラックリストもんですね。
私としては彼氏さんにも「俺には頑張ってる彼女がいるからどっかいけっ」って言って欲しい
ぐらいですが・・留学を言い出したのはさぼてんさんでも今こうして離ればなれになっている
事実は二人の間で決めたことのはずですから、さぼてんさんばかりが一方的に責任(?)を
しょいこむことはないと思いますよ。我慢する必要はないはずです。なんだかさぼてんさん
ばかりが辛い思いを一人で耐えてるように見えました。(あくまで日記の文面からだけなので
あまり軽いことは言えないとは思いつつ・・どうしても)彼氏さんファイトです。
非常に長くなってしまい申し訳ありません。ほんとはまだ書きたいことあるんですが、
あんまり長いとうざいですから。もう十分うざいですかね?
それから、さぼてんさんの作品が商品化されたら教えてください。予約しますので。
だらだらと第三者的な意見ばかりでしたが、尊敬の念を持って応援させていただきます。
それは、今後のご活躍期待しております。
初めまして。応援ありがとうございます。
私の日記は、出来るだけ淡々と書くようにしています。それじゃなくても感情的な私なので、せめて文章はある程度淡々と、できるだけ事実を追っていこうと思っています。だから面白くて‥というより、毎日気が向いた時間に何気なく読んでくれたら良いと思っています。
なので、彼や女友達のこと、事実を書いてるつもりです。彼や彼女がそれは違うと言ってきたら、書き直すつもりですが‥(そんなこととがあるのか分かりませんが)。とりあえず、彼女は私の友達で、私が彼に紹介した以上、本当はこうやって言うのもいけないような気もするし‥難しいところです。
一応、気持ちの整理のために日記に書き、彼との電話で気持ちをぶちまけてしまいましたが‥。彼にしてみれば、夏に会って復縁したときに、もう一度彼を信じて欲しいという気持ちがあるのでしょう、一度の軽い過ちですし。私も彼を信じたいけど、何もしないで(あるいはこれから何もしないと誓ったことを)信じろと言うのが私的には納得できないのです。彼が何かしらの行動をして、それを信じるというのなら分かるのです。時には信じさせるために敢えて行動すると言うのも必要だと思うんですよね。彼は彼なりの考えがあると思うんだけど、離れている側を安心させるには不十分じゃないかなと。あと少しで帰るとはいえ、まだ近くにいるとは違うのですから。それに、彼を信じても、楽しみにしていたものを失ったことは戻りません。嫉妬が消えるには時間がかかりそうです。
まだまだ研修生で、自分の作品が世に出るまで時間がかかりそうですが、それに向けて頑張りたいと思っています。日本でのやり方、そういったものが分からず、日本に帰ってからも奮闘しそうですが(笑)。
そうそう、一枚の布が形を変える楽しみ。私が文化で始めて服を(理論を知って)作ったとき感じたものです。平面の布が、立体になり、体を包む曲線を作り出し、動きをもつ。今でも、テーブルに広げられた平面の布を切り出し、マヌカンの曲線に沿うように縫い上げ乗せていくとゾクゾクします。だから、本当はデザインがしたいだけではなく、服作り全過程好きです。仕事となるとそうは行かないと思いますが‥。
ではまた。