ということで、再び金曜日の朝、パリコレ会場のホテルへ。朝行くと‥、泣きたいような光景。
昨日準備しておいた、裁断済みの生地‥。畳んで置いてあったやつが、ぐちゃぐちゃになっていた。昨日の別の研修生のミスで長さの違うものと合っているものを分別して置いてあったのに、それも分からない。しわくちゃの状態。仕事放棄して帰りたくなった。
まぁそれが出来ないから、こうやって闇雲に?頼まれた仕事を片っ端から研修生なのに片付けているんだけど。
とにかく、布を伸ばして再び整理する。で、作業再開。昨日の作ったけどあまりできの良くないのを直したり、穴の開いたヤツとかを直したりと、途中で色々仕事が入る。それでも、昨日よりはマシで、何とか時間より余裕で終わりそう。
と思うと、また色々ある訳で、こんどは壁を覆う布を縫ってくれと依頼。長さ9メートル、幅3メートルの布を縫い合わせて幅6メートルにしてくれとの事。
簡単に引き受けたけど、持って来た布を見て驚く。垂れ幕用の分厚い布で、男の人が担ぎ上げて持ってきた。当たり前なんだけど、これを自分で縫うのか?と思うと、とんでもない作業だと思った。
とにかく重たい布を引っ張りあげては縫う。縫い終わった端からまた畳んでいく。凄い重労働だと思う。たぶん、これから先、10メートル以上のもチュールでドレスを作成したとしても、こんな肉体労働では無いだろうなぁ、これか今までで一番重い作業だろうなぁと思いながらひたすらミシンがけ。
で、また椅子カバー作りに復帰。あと一つで縫いあがるというところで、ミシンの針が折れた。これが最後のミシン針だったから、すぐにスタッフに買出しを依頼。その間手縫いで直しの要る作業をする。
買出しに行ったスタッフが、近くの生地やは閉まってるだろうからどうしたらいい?と言い出す。そこはパリで一番大きなお店で、誰もが知ってる店。金曜日の昼間に閉まっているわけが無い!?聞くと、その店は企業売却があって店が閉まっているという。本当に閉まっているのかと聞くと、今行く途中で、まだ確かではないと言う。
どうしてこう頭デッカチなんだ?店について閉まっていたわけじゃないのに‥。で、電話で口論。『私は2週間前にその店に行っている、レジなどのシステムが変わったのも見ているけど、その店はやっていた。会社の売却が何時だか知らないけど、確かめていもいないのにそんなことは言うな。』と怒る。
結局、ちゃんとお店はやっていた。針も何とか間に合い作業も終わる。昨日よりギリギリで仕上がったのに、他の会場設定の方が押していて私は急かされることがなかった。
で、またショーを見学。まぁその直前もゴチャゴチャあったけど。
見たショーは名前は挙げないけど、会場でお土産を配っていたのでそれをゲット。本当はもらえないだろうけど、私に仕事を頼んだ人が貰ってきてくれた。日本では発売してるか分からないけどね。
ということで、色々あったけど何とか今シーズンのパリコレは私の中で終了。
では。
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