さて、月曜日のコレクション本番後、皆がアトリエに落ち着いてシャンパンを開けたのは夜8時くらい。で、ちょっと飲み食いする‥。
でもこれで終わりじゃなかった。明日はサロン(展示会・ショールームとも言う)があるからその準備。
一段落したら、食べた場所を片し、モデル別になっていた洋服を一旦出して、洋服の生地の種類ごとに仕分け。アトリエは掃除機をかけ綺麗にする。壁一面の写真(モデルとか洋服の)を剥がして綺麗にする。そして服をきちんと並べる。
夜の10時くらいに一旦作業終了。うちの事務所宛に来ていたクラブ(業界関係?ニューオープンらしい)に行くことになる。仕事するための服装じゃ行けないから、ギャスパーの服を皆で借りて着替えて出発。
シャンゼリゼの通りにある有名なクラブ。なんか業界人・セレブって感じ。でも個人的に翌日、次期研修先の面接があったのでメトロのあるうちに帰宅‥がまたまた失態。着替えた際、家の鍵を服に付けたまま‥。アトリエに忘れたのだ。(これで2回目、常習犯)
当然、鍵を取りにアトリエに行き‥自分の服に着替えて帰宅。メトロのあるうちにと言っていたのに、タクシーで移動する時間になってしまう(あぁベビーシッターで稼いだお金が吹っ飛ぶ)。
とにかくやっと長い月曜日が終わる。
で、今日(火曜日)はサロンの準備。で、ギャスパーの知り合いの広告会社から仕事が来た。これは私個人の仕事で、広告に使うものに刺繍をして欲しいと言う話し。受ければ少しお小遣いが入るらしい。広告になったもの(ポスターとか?)もらえるはずだから、自分のブック(作品紹介の本)にも載せられる!ということで、この会社に打ち合わせに行きながら、次期研修先の面接へ。
やっと7月からしていた面接にピリオド。来週の水曜日から、正式に研修生として働けるらしい。
とにかく、週末返上で働いていたので、今日は早めの帰宅。明日に備えよう。
さぼてんさんは、学生時代からファッションショーに関わるアルバイトなどをしたりしていましたか??
学生時代というのがどの期間か‥よく分かりませんがとりあえず。
私が文化の夜学にいた時代では、昼間はまったく他の仕事をしていました。学校と仕事の生活だったのでファッション、あるいは一時的なショーに関わる仕事はしていません。
フランスに来てからは、2年から3年次に進級する際の夏休み2ヶ月ほど研修を行いました。(7月のメンズ、10月のレディースのコレクション準備など)
勘違いされているかもしれませんが、今回もこれは研修であってファッションショーのバイトではありません。コレクションの準備は研修の一部分で、普段は展示会や生産に関わる仕事、その他色々な日常の雑用をこなしています。ショーのみに関わるバイトと言うのは、無いわけではないけど、私はあまり知りません。参考にならないかもしれませんが‥。
はじめまして。先程さぼてんさんの日記を拝見させて頂きました。
私も7年程前に文化を卒業し、今は来年パリでもう一度服飾の勉強をし直そうと考えていたところです。そしてできればパリで仕事がしたいと。
まだ情報不足なので1つお聞きしたいことがあるのですが、専門学校卒業後は必ずスタージュできるものなのでしょうか?
大変ですが頑張っていらっしゃるさぼてんさんが羨ましいです。
お返事遅くなりました。
スタージュは、必ずしも見つかるというわけではないと思います。見つからなくて、ずっと(ビザのため語学学校の)学生をしているという人を見たこともあります。特に探し方が日本と違うことも、原因にありますが‥。
何事も自分で解決策を見つけるというのが、この国で一番大切なことのようです。それが出来れば逆に、国籍に関係なく門が開かれています。
何時頃出発されるかは分かりませんが、また徐々に学校探し・スタージュ探しなど書いて行きたいと思っています。