今日は午前中から出張ということだったけど、アトリエに行ったら変更と言われた。夕方出かけるらしい。
ということで、朝から会場の演出に使うものを作る作業。布を使うのでそれの裁断をしたりする。朝から昨晩のセッティング(スティリズムの為の撮影場)を片付け、大きな布を裁断できるようにする。他には片隅で小道具を作ったりと、本番のための準備が忙しい。
途中、ボタンを縫い付けたりと細かい作業も入るけど、とりあえず、午後までそんな感じで過ごし、折を見てモデリストさんのアトリエ(自宅兼用)に出発。パリからメトロではなくRERと言われる電車に30分弱乗って郊外へ。駅から少し歩いたところにある。
私は、出来たベスト(英語のジャケット)をもらって運ぶのがメインの仕事。と同時に、そのジャケットについて説明を受ける。生地の特長とか留意点とか。それは、最後のボタン付けとボタンホール開けに関する作業に必要な話し。今出来ているモデルはどれもコレクションのための試作品なので、著しい問題は生産する段階までには解決策を見つけなければならない。が、今のところ、話しの内容はデザインを発表する上でのこと。アトリエに帰ったら、デザイナーと相談してボタンとか装飾を仕上げるために相談をした。これは明日、私の仕事になる(またボタンつけだけどね‥)。
スタッフは生産における詳細(生地の用尺や付属品の分量)などの書類をまとめる。これは価格算出に必要な資料。その他、余り生地をもらったり(製品図や資料に付けるため)する。そんな感じで、簡単に済むこと(?)だけど、ちょっと遠いので大変だった。
アトリエに帰ると、モデルさんが来ていた。演出の人と大体の雰囲気をつかむため、相談が行われていた。あと、一足早いキャスティングって感じ(大詰めは明日)。それが終わると、昨晩の続きのスティリズム(コーディネイトを考える)が始まる(既に夜の7時回ってる)。
とりあえず、私はボタンの位置決め。製品図を見て大体のところにボタンを当ててみて、スタッフに相談。OKが出たら印を付けていく。明日、ボタンホールを開けに店に行くのも私の仕事。ボタンが変わっているので、それも相談しないといけない。それが終わったら装飾も‥マヌカンに着せてギャスパーと相談する予定。
あとは、鞄担当の人と話をする。明日の朝、鞄試作品の生地の裁断を頼まれているから。デザインが複雑で、布の模様とか考えて裁断するので、二人でパターンと布を見ながら考える。カバン用の生地ではないので、接着芯はどうするかとかも考える。服作りの知識が生きる。
その他、フィッテイングやスティリズムで無理な着脱でほつれた部分の修復とか、仕事が増える。洋裁をやっているとつい頼まれる。明日は上手くやらないと時間がなくなりそうだ‥。
デザイナーはスティリズムをしながら、そういった細かい部分を指示していく。私は一応、明日の仕事に関することを整理して帰宅。
夕飯時、今後の予定を言われた。今日大体コーディネイトを考える(研修生は帰宅してるけどスタッフはまだまだ作業)。明日はキャスティング(モデル選び)。土曜日はフィッテイング(モデルが着る服を考える)。日曜日最終チェックという感じ。
とにかく疲れた‥アトリエを出たのは11時過ぎ。家が遠いので何とか12時前に帰宅できたよって感じで、もう寝る‥。
では。
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