とりあえず、月曜日はギャスパーのアトリエへ電話。まとまった荷物を送るためお休みさせてもらった。でも火曜日からコレクションまで働きますからと言ったら喜ばれた。

実はギャスパーのアトリエは実に効率がよく、プルミエール・ヴィジョンの会場でも彼らとは何回も会い、コレクション前とは思えないほど余裕がある。だから、研修生が多い今、必要なかったらどうしようかと思っていた。

で、今日再びアトリエに行く。なんか暇を見つけて結構片付けが進んでいい感じだった。仕事の有無を不安になっていたら‥沢山待ち構えていた。icon_mrgreen

なんでも嬉しいことに、細かい仕上げの作業を私が来るのを期待していたとか‥(言葉のあやかもしれないけど)。ということで、早速作業。私の作業は細かいホックやボタン付けもある縫い付け中心。

一番肝心なのは、飾りボタンの取り付け。これはデザインのためのもので、仕上がった服をきちんとマヌカンの上に着せ付けて行う。これまた説明が未発表の作品のものだから言いにくいけど、とにかく複数の素材が重なっている部分に重なり具合やボリューム、素材間の違いによる引き吊りなど無いように留めつけていく。

とにかく、繊細な素材なので色々気を遣いながらマヌカンの前に立ったり座ったりで作業をしていく。単純なんだけどやってると凄く楽しいんだなぁ(←変なヤツかも?)。一つつけては全体を整え‥。知らない人が見たら何やってるんだろう、さっさとやれよっていう作業だけど。私向き。rolleyesとにかく疲れるので、途中で普通のボタンつけとかももちろんする。

他の研修生達は、アトリエ一杯になにやら会場装飾用の材料を広げ作業。ちょっとした工作になっている。

鞄デザイナーは追い込みで鞄を作る。これまた可愛い。鞄はメンズコレクションのとき、男の子の研修生達の名前が、鞄のモデル名になっていた。私の名前が無いって言ったら、今度のコレクションのモデルに付けてくれるって言ってた。そのモデルらしきものも見せてもらったりして、楽しい。

で、今日は大失敗。作業が他の研修生達と違って、縫い物中心だから、一人先に帰れることになって、家の近くに着いた途端気が着いた。自宅の鍵をアトリエに忘れた。icon_eek

あわてて、スタッフに連絡。幸いアトリエに一番近いスタッフが鍵を持っていたので、着き次第来てもらい無事鍵をゲット。危うく野宿になるところだった。icon_rolleyes

とにかく、ベルトに付けてある鍵が作業の立ち座りで椅子に引っ掛かるのが嫌で外してしまい机の上に忘れたのだ。気をつけないとなぁ。

とにかく、コレクションまで頑張ろう。今週はパリコレ・モデル選びの話しとかちょっとしようと思う。私の次期研修についてはコレクション後に‥。(←いつもそういっては話がズレちゃう)

では。

Posted on: 2005年9月27日
Categories: ファッション
2 Responses to パリコレ1週間前!?
  1. 初めまして私は今、東京でアパレル企画として働いています。唐突なんですが、何点か聞きたい事があるので教えてください。皆さんアトリエでは研修生にはなれるけど実際、スタッフ(日本で言う社員?)にはなれるんですか?最近、会社の中途採用で結構な人が、留学してました〜パリで研修してました〜と言ってる方がいるのですが、やはり海外で働くのは難しいですか?教えてください!!

  2. まず海外で働くと言うことは、ビザの問題があります。なので、また別の話しになります。

    研修生に関しては、こちらの制度上、私は学生の延長だと思っています。それはビザも同じで、学生と研修生は殆ど同格です。スタージュは本来、見習い研修だったので、学校卒業後一定期間(半年とか1年)研修をします。これで企業が認めると、その研修先が就職先となります(この時初めて労働のビザと言う話しになります)。日本と違って、企業が即卒業生を採用すると言うことが少ないのです。

    これは7月のブログあたりに書きましたが、最近では単位取得や卒業条件として研修が義務付けられている学校もあるし、それを見込んで企業もコレクション前の人員確保として採用する場合もあります。

    実際に研修して日本に戻って就職したい自分も、こう書いてしまうと不利かなぁとは思いますが、研修生は卒業生と同格だと思います。お医者さんのインターンと同じくらいでしょうか?

    とにかく、採用に関しては分かりませんが、研修をしたなら実戦があるはずです。就職の際のブックに各自が研修先で何をしたか、例えばコレクションのための資料集め、デッサンなり作品などの具体的なイメージ‥。そういうので見極めるほかは無いでしょうか?ブランドは日本人だと、マーケティングやプレスの研修生として、日本語を当てにした電話番・雑用とかもあるので‥。

    これについては自分の次期研修先の話しでしたいと思っています。では。

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