さて、予告どおり?スタージュの見つけ方。

とりあえず、今日は一日家のことをしたので話題も無いし‥。なにより今パリは暑い!多分30度を余裕で超えてる。日本に比べたら湿度は低いから大げさな!というかもしれない。が、ここは数世紀前からの建物が並ぶ街。2年前の猛暑でお年寄りを始め1万人が死んだとおり、クーラーとか無い世界。扇風機も去年くらいから出回った感じ。当然我が家にも無い。おまけに日没は21時代ということもあり、一番暑い時間は12時から15時くらいまで続く。

おっと脱線。スタージュは‥、何時だか言ったとおり、本来は見習い研修。これをしながら企業に認められ本来なら就職に繋がる。しかし現在では、学校が研修のレポートを課題にしてるところも多く、夏休み前後(8月はほとんど働きません、フランス人‥)はかなりの激戦。学年末の試験が終わってから探しても見つからない‥。

でもって、見つけ方、これは『コネ』です。というと身も蓋も無いけど、これが事実。フランスも日本に限らずコネ社会。語学学校で、履歴書の書き方とか職業について勉強した際、コネとか推薦による紹介という言い方を習うくらい。

だから2年生終了時の研修先が見つからず、苦労した。私はクラスで唯一の日本人で、学校でもほとんど1人と言う状態。だから先生に頼み込んで、教え子がアシスタントしてるところに問い合わせた。

コネがあっても決まるか分からないのがこの世界。履歴書と志望動機の手紙を送っても返事が来ない。どうしたものかと思ったら、電話を掛けてみるようにと言われた。それでやっと面接の予約が取れる。それでもギリギリまで、面接が確定せず凄く大変だった。

コネが無い場合はどうするか?一応、学校宛に求人が来るからこれを使うのも事実。でも競争率は並みじゃない。今年はイヴ・サン・ローランの公募(アシスタント・デザイナー、服2名・靴1名)来ていたけど、パリ中の学校に送られているはずで、うちの学校から決まったと言う噂は聞いていない。

次に取る手段は、直談判?とにかくブランドとの接点に電話等をかける。プレス、小さいところではブティック。そこでスタージュを取るか聞き、アトリエの連絡先を教えてもらってこれまた履歴書等を送る。送ったら見計らって電話。面接を意地でもこぎつけ、作品を見てもらう。

去年まではコネの無かった私も、今年は何とかなった。知り合いで生地関係の人から色んなアトリエのアドレスを聞きメール等で連絡。そして、メールを見たかと電話。そして一度作品を見てくれと面接を依頼。押して押しての気力が尽きるとスタージュは見つからない。あと、1度研修先で知り合った人は大切に。同期の知り合いとか、関係者として知っているとかでコネになることもある。リンクにもあるが、パリの組合内では顔見知りの場合もあるので、一度パリコレのリストに載ってる人と仲良くなることはとても大切なのだ。

こっちに来てしばらくして『パリの仕組み』という本を読んだ。まさにこの世界に自分が居るんだと思い知る。コレクション雑誌、L’Official 1000modelesの後ろの方のクリエーターの研修しかしていないけど。rolleyes

でも帰るまでに、もうちょっと色んなところを見てみたいと、来週も9月からの研修探しに勤しむのであった‥。

Posted on: 2005年7月16日
Categories: ファッション

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