パリ留学日記

一応今週は、サロンということで‥アトリエはショールーム状態なはず。今日は目立ったランデブー（アポ・予約）が無いので、日本人スタッフが居ると便利と言うことがなさそう。そんななか、今日は出張だった。

滅多にパリから出ないので、TGVに乗るのが楽しい。ちょっと手元に地図が無くて位置が分からないんだけど、パリより北のアトリエ（縫製工場）に電車で1時間半の所に行く。ここは、この研修先の製品を作る工場のようなところ。聞いた話では、HERMESのノベルティーグッズ（？あってるかな、私的には商品を入れる袋のことです）や一部の小物も取り扱ってるらしい。

そしてスタッフの人と同行して、裁断した生地に来シーズン（この冬）売る品物に、製品図を見ながらモチーフの位置を確認して配置したり、特殊な加工をするのを手伝う、ちょっと単調作業。スタッフはもちろん、他にも工場に届いた生地の確認など製品管理的なこともして‥。

今回の研修では、もともとアトリエの性質的に、こういった書類での作業やマーケティング・生産管理関係の仕事が多く、現場に居合わせることが多いので、すごく勉強になってるかな。もちろんデザイン関係のこともしたいから‥少し欲求不満なところもあるけど。

アトリエの性質的にというは、ここの研修先ではモデリスト（パターンナー）が居ないということ。外注で契約しているモデリストに頼むから。だからどうしてもデザインを、デッサンや製品図でまとめ、モチーフやデザインポイント、小物の試作品は作るという感じになる。

前回の研修先では、普通にデザイナー・モデリスト・お針子さんが居て、デザインは即トワル（日本ではシーチング）で型出し、その上にモチーフやデザインポイントになるものを載せては変えという作業があるので、服作り感があるけど‥。

でも、そういう研修先では私はモデリストとしての手伝いも頼まれることが多いので、これまた困る。どっちもどっち？今はコレクション直後と言うことでどうしても商業的な面が多いだけだとは思う。実際、サロンが終わる来週からは色々大変になるよと言われている。

もう十分、大変なんだけど‥。

今日、両親がパリに来た。1週間ほど観光。研修が決まらなかったら一緒に観光するはずだったけど、研修なので行き帰りと週末に会う感じ。でも親にしてみれば、研修してない留学生の方が心配だろうから、これでいいんだと思ってる。それでは！