帰宅が遅くて、日付が変わってしまった。けど、7月4日はうちの研修先のコレクション本番。開始時刻は15時半。帰宅が遅くなったのは、別に打ち上げとかで飲み明かしていたと言うのではなく、ただのベビーシッターのバイト。現実、コレクションはお祭りではないんだなぁ。icon_confused

まず一日の流れとしては、朝アトリエに集合。そこから、会場に行って準備する側と、アトリエで荷物を送り出す準備をする側。といっても昨日のフィッティングで、既にモデルごとに服はまとまっているから、それをカバーかけて車が来るのを待つ。予備のもの、アイロンなどの必需品などまとめ、明日からサロン(展示会)になるように、荷物がまとまった時点で多少片づけをする。

サロンはこれも様々で、アトリエを一時的に使う場合や、そういった会場(コレクション期間中に特設される)を借りるところもあるし、自分のブティックを一時閉店して商談に使う場合もある。パリにあるクリエーターのアトリエはそういう風になる。

で、会場に全員荷物と一緒に到着して、いよいよ裏方作業開始。モデルやアビユーズ、メイクさんたちはちょっとした食べ物を食べながら、準備。アビユーズは着せる衣装の確認。研修生や会場に居る男手で飾りつけ(といっても駐車場に特大のシャンデリアを一つ吊るすだけ?音響設備も搬入された。

メイクが進み。会場に人が入りだすのが、招待状の時間。それから大体20分から30分みてから、ショーは始まる。

始めの1着目にモデルは着替え、音楽が流れてあっという間に始まる。パッサージュは各モデル大体3回、2回着替える。モデルは観客から見えなくなった時点で脱ぎ始め、自分の洋服のある場所にやってくる。基本は自分で着替えるけど、アビユーズはボタンを留めたり、隙を見てアクセサリーをはめたりする。そしてシャツをズボンに入れるのか?ズボンはどれくらいローライズにするのか、そういうのまで確認する。

メンズは(特に今は夏だから薄着だし)これでも楽な方。レディースの冬は地獄。また書く機会があるかもしれないけど‥、ストキング・ブーツは?手袋にマフラー。そんなアイテムは本当に大変なのだ。

今回、私たちのショーは、最後のパッサージュで、モデルは皆シャワーを浴びる(服を着たまま!eek)だからまた大変だった。

で、気が付くと見せてる時間は大体20分くらい。終わったら、モデルは服を脱いでさっさと帰る。ショーの間にメイクとかは片付けられている。アビユーズと研修生で、服を元の様に並べてまとめて回収。会場もいち早く片づけが始まる。

アトリエに戻ったら、服を仕分けし、きちんと飾り明日のサロンの準備。そしてようやくちょっとシャンパンを開ける。お疲れ様って感じ。だから全然、打ち上げじゃない。明日の商談は8時半から始まるくらいだから、あと少し頑張らないと。

土日返上で疲れてるけど、今日は夏休み前最後のベビーシッターだから(子供は明後日親戚のうちに経つ)、その子に会いに行ってきた。深夜?親が帰ってくるまで、お家でお留守番。夕飯を準備して食べて、モノポリーで遊んで、TVを見て‥。私は子供の洋服のアイロンがけ(ここでも?)。やっと帰宅。寝ないと!明日はいつも通りの10時~19時出勤。

では!

Posted on: 2005年7月5日
Categories: ファッション

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