パリ留学日記

明日はいよいよコレクション（フランス語ではデフィレ）。今日は最終チェック。

今日は１０時開始。１１時から次々モデルが来る予定。カメラマンも来て、フィッテイング。モデルは多分２０分おきくらいに次々来ていたはず？ちょっと、自分の仕事で一杯一杯で、正確には分かっていない。

とにかく、デザイナーと研修生とで各モデルに洋服を着せ、一部手直し（シャツや上着のコーディネイトを替えたり）する。出来上がったデジタル画像は即プリントアウト、そのままモデルごとに台紙に張られ、洋服と一緒にまとめられる。これで、明日のバックステージで、アビユーズ（英語でフィッターといわれる着せ付けの手伝い係）が一目で分かるようになる。もちろん裾上げ、アイロンがけは研修生で同時進行。

私の今日の仕事は、昨日仕上がったアクセサリーの製品図のデッサン。コレクションが終わると、すぐにサロン（展示会）が始まるので、すぐに仕様が分かるように書類をまとめておく必要がある。ごっついチェーンのネックレスやブレスレットをデッサンする。イラスト自体は９枚くらいだったけど、鎖を描くのに悪戦苦闘。やっぱりダメだしされると凹む。１枚目は何時間かかったの？って自分に言いたくなるほど。でも２枚目以降はそのままパス、ひとまず安心？でも腱鞘炎になりそうだった。

途中、アビユーズを頼んだ友達が来れない事が分かり、電話を掛け捲って調達したり‥。ついていない。

その後も、アシスタント作業は続き‥、今回のコレクションで使用した生地の見本リストを作ったり、そのための生地見本を分類してファイリング。これもサロンですぐにお客に渡せるように。

とりあえず、なんとか書類をまとめたら、気が付くと他の研修生はフィッテイングが終わっていて、帰る支度。私トロイのか？皆より３０分遅れでアトリエを後に。この後も、スタッフは作業かな？

とにかく、明日はいつもより３０分前に（９時半）来るようにと。皆がこの日記を見る頃、私はバックステージでいそいそとモデルの着替えを手伝ってるはず。メンズコレクションて、目の保養になるから結構好き。