10世紀の南西フランスで誕生し、16世紀までは唯一の青色染料として重宝され、中世ヨーロッパの美とスタイルに大きな影響を与えた植物染料「パステル」。愛されながらも大量生産の波にもまれ姿を消したこの染料を再生させたブランド「Pastel d’occitanie(パステル・ドクシタニ)」をご紹介いたします。
1992年にフランスのトゥールーズの古民家に移り住んだ、アメリカ人のデニス・ランベール氏が、今まで見たこともない美しいブルーの鎧戸を見つけ、それが12世紀につくられた「PASTEL」という染料であることを突き止めます。詳しい資料も残されておらず再生不可能と言われていましたが、5年の歳月をかけて技法を解明し、現代に再生させました。彼女の染色工房は、大手メゾンや、カンヌ映画祭会場のテーブルクロスのオーダーを依頼されるなど注目を集め、「PASTEL BLUEのある暮らし」を体現するブランドとして、時代を超えて本当の意味での豊な暮らしや洗練されたスタイルを提案しています。
繊細かつ凛とした、南仏の空を映したような聖なるブルーが彩る暮らしをお楽しみください
「パステル・ドクシタニ」ポップアップショップ
・4月18日(水)~25日(火)
・伊勢丹新宿店本館5階=ウエストパーク