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オッペン化粧品が「オオボウシバナ」花びらエキスに、肌の光老化作用の抑制に非常に有用な効果があることを研究で実証

「健やかな美しさ」の実感をめざして「トータルビューティ」の発想のもとに、スキンケアアイテム、メークアップ、へア&ボディケア、健康食品など幅広い商品を提供するオッペン化粧品株式会社(所在地:大阪府吹田市、代表取締役社長 瀧川照章)は、主に紫外線によって引き起こされる「光老化」が美容にもたらす影響の研究成果として、「オオボウシバナ」花びらエキスに光老化作用の抑制に有用な効果があることを発見しました。

▼オッペン化粧品株式会社 公式Webサイト
http://www.oppen.co.jp/
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■滋賀県草津市で栽培されている「オオボウシバナ」に光老化抑制作用があることが判明
当社研究部門が取り組んできた「光老化」の美容への影響に関する研究の結果、従来の細胞培養方法では観察されなかった光老化した線維芽細胞の現象と、光老化した真皮の挙動の新たなメカニズムが判明しました。

さらに、コラーゲンと線維芽細胞による真皮全体の挙動を観察しながら、光老化抑制素材を探索したところ、滋賀県草津市で栽培されている「あおばな」(オオボウシバナ)の花びらにその作用があることがわかりました。
この研究結果は、“Novel insights into dermal fibroblasts and extracellular matrix.”(邦題:光老化する真皮はどうなっているのか?~真皮の自己完結的マトリックス分解~)と題して、去る9月21日(月)、スイス・チューリッヒで開催された「第23回国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)中間大会(Conference)」にてポスター発表されました。

また、2015年11月27日(金)には、東京・品川の「きゅりあん」(品川区立総合区民会館)で開催される「第77回日本化粧品技術者会(SCCJ)研究討論会」で、日本国内では初めてその詳細が公表されます。

【研究報告 概要】

研究テーマ:「光老化する真皮はどうなっているのか?~真皮の自己完結的マトリックス分解~」について

IFSCC POSTER.pdf

■肌が光老化する機構の一部を新たに解明

近年、生理的老化に加え、主に紫外線によって引き起こされる「光老化」の美容への影響が注目されています。その光老化による主な要因の一つであるコラーゲン分解酵素(MMP-1)の挙動は、これまで多くの研究がなされてきました。

MMP-1は長波長紫外線(UV-A)を浴びた真皮線維芽細胞によって産生されることが知られていましたが、その活性化には中波長紫外線(UV-B)の刺激を受けた表皮等、真皮以外の組織からの刺激が必要と考えられてきました。

しかし今回、当社ではより実際の真皮に近い条件で光老化細胞を観察するため、UV-Aを照射した線維芽細胞をコラーゲンゲル内で培養(光老化真皮モデル)した結果、次の結論を得ました。

1)MMP-1は、線維芽細胞しか存在しない条件でも活性化される。
2)酵素活性化作用が知られているプラスミンおよびカテプシンGが繊維芽 細胞によって産生されている。
3)プラスミンおよびカテプシンGがMMP-1の活性化を行う因子の一つである。

■「オオボウシバナ」花びらエキスに光老化作用の抑制に非常に有用な効果

本研究より、従来の培養方法では観察されなかった現象が多く確認され、光老化した真皮の挙動の新たなメカニズムが明らかになりました。本研究で用いた光老化真皮モデルは細胞単体の挙動だけでなく、コラーゲンと線維芽細胞による真皮全体の挙動を観察することを可能とします。

この手法を用いて光老化抑制素材を探索したところ、滋賀県草津市で栽培されている「あおばな」(オオボウシバナ)の花びらにその作用を見出しました。

さらに、本エキスの作用メカニズムを解析したところ、少なくとも、
1)MMP-1の産生抑制
2)MMP-1の活性阻害
3)MMP-1活性化因子の一つであるMMP-3の産生阻害
の3点の効果があることが明らかになりました。

このことから、「オオボウシバナ」花びらエキスは、光老化作用の抑制に非常に有用な効果が認められました。
【本件に関するお問い合わせ先】
企業名:オッペン化粧品株式会社
担当者名:木村 学
TEL:06-6318-2508
Email: kimura-manabu@oppen.co.jp

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