10月15日、「matohu(まとふ)」の2013春夏コレクションに行って来ました。
会場はラフォーレミュージアム六本木。
4つの四角いスペースに区切っているため、多くのお客さんが一列目でショーを見ることができます。
こういった心配り、ありがたいですね。
とても見やすかったです。
今シーズンのテーマは「見立て」。
そのままではありふれていて気にもとめないものを、全く違う使い方に転用することで新鮮な価値へと創造することをいいます。
この「見立て」は日本独自の美意識と言われ、元は和歌や連歌といった日本の詩歌の比喩表現から発展したものだそうです。
2010年からmatohuがテーマとして掲げている「日本の眼」に沿っていますね。
さて早速コレクションの紹介です。
今回は繭のようなヘッドピースをつけていました。
変わったアクセサリーだな~と思ったら、
ブラジルのアクセサリーデザイナーClaudia Savelli(クラウジア・サヴェッリ)さんとともに制作したものだそう。
今年の8月にブラジルコレクション発表した際に出会われたそうです。
ちょうどアクセサリーについてmatohuの堀畑さんがブログを書いていらっしゃいますので
ぜひ読んでみてください。こちら。
こちらのルック、
よくみると、網のようなものをワンピースとして着用しています。
網を洋服に見立てたんですね。
こちらのルックも、肩に紐を通す穴が開いていたり、上に重ねた生地が網のようになっています。
これは魚網を見立てたそうです。
パンツはタイヤの跡を見立てたそうです。
近くで見ると、本当にタイヤの跡のようになっていて面白い!
他にも三角を基調として作られた柄、ストライプ、チェック、ドットなどの柄が登場。
色使いも綺麗なコレクションでした。
ドットシリーズ。
こちらもカーテンをイメージして作られたそう。
ジャケットはタタミを見立てたそう。
ヘリのところや、使い込んだタタミのケバケバまであって面白かったです。
でも面白いだけではなく、着易いように裏地はしっかりつけてあるところがきちんと考えられていますね。
フィナーレでは、デザイナーのおふたりが4箇所のスペースを順に回ってご挨拶。
今回も素敵なコレクションでした!!
※展示会終了後に追記する予定です。