Ujoh(ウジョー)の2012-13秋冬展示会に行ってきました。
今シーズンのテーマは”BACK TO BASICS”。
この3年間の創作の中で得た改めてUjohが大切だと思うものをストレートに、力強くカタチにし誕生させていきたいという前向きな意味でテーマにしています、と西崎さん。
Ujohのデザインチームが持つ身の回りの服や価値のある古着を置く実在するstockroom(資料室)の中から、Ujohの提案するソフィスティケートな女性像とそのライフスタイルに合わせ、変化させて提案するという作業をしたとのこと。
ブリティッシュなジャケットスタイルや、女性であることを強く意識させてくれるドレス服の機能性の原点でもあるミリタリーなど、今の時代でも基点となるようなものをUjohらしく再構築するという裏テーマもあるそうです。
例えば、モッズコートのウエスト位置を少し高めにして、袖を細身に作ったり、フードは大きく被れるように、と大人の女性に合うように工夫がされています。
ファーはシルバーフォックスのフェイクファー。
内側にキルティングが入っているのでとても暖かいです。
こちらはショート丈。
ボックスにして着易くしています。
他にもネイビー等で作っています。
フリンジポンチョ。
元々ストールとして作られた生地ですが、この生地を見つけた瞬間、ポンチョにいいかも!と思ったそう。
色違いの生地を広げていただきました。(ちなみにこの広げてくださっているロン毛のイケメンが西崎さんです。顔は見えませんが、笑)
端はパイピング処理されています。
着用してみました。
たっぷりしたインナーを着ても大丈夫なようにゆったり作られています。
普段車を使っているお客さん達からの「サッと羽織れるアウターが欲しい」というリクエストに応えることも考えて作ったそう。
ファーは取り外し可能。肩の位置がきちんと定められるように、テープが貼ってありました。
元々ストールとして作られた生地だけど、そういうのを作り変えるパターンを引くのは得意なんです、と西崎さん。
さすが、元ヨウジヤマモトのパタンナーをやられていただけありますね。
グレーも着用してみました。
ちなみに帽子は60年前のアンティークの帽子(私物)だそう。
こういうものがストックルームにあるとは!一度見せていただきたいですね、笑。
個人的に一番大好きだったのが、このレザージャケット。
内側にウールの生地をつけています。
横から見ると、格好いい!!
腕のところも身頃も、細かくパターンが切られています。
背中はかっちりしすぎないように、レザーを切りっ放しにし、腕の一部分にニットを縫い付けています。
それから定番になりつつあるパンツ(のようなスパッツのような)。
一部にレザーが使われていますが、すごくストレッチが利いているので、ブーツインもしやすいし優秀アイテムです。
秋冬なので暖かめに作ったそう。
定番の形のカーディガン。
私も同じ形のカーディガンを持っていますが、ジャケットなどのインにすると、前に生地を出すことができるのでマフラー要らずで使い勝手が良いです。
ボーダーの他にもいくつか生地で作られていました。
ざっくりとしたミリタリーワンピース。
袖パッチが付いています。
こういったものも、ストックルームにあるものからインスピレーションを得たそう。
でも女性らしいですね~。
ロングのチェスターフィールドコート。
細いパンツにも合いますね。袖パッチも付いています。
それにしても、モッズコートからチェスターフィールドコート、レザージャケットにポンチョまで、何でも作りますね~。
「とにかく物作りが楽しいし、何でも作りたいんです。」と西崎さん。なるほど、納得です。
ボックス型のシャツ。
男の子っぽく作るように、メンズのシャツを作る工場に依頼したそう。
襟と仕立てがメンズっぽく仕上がっています。
ベルト付のファーストール。
ベストのようにも見えますが、ストールです。
ジャケットなどに重ねてたルックが格好良かったです。
ミリタリーシリーズのジャケット。
オマケ。
オフホワイトと黒のコンビのワンピース、
ブラックワンピース、
レオパードプリントのワンピース、
以前から継続して作成されているOTO別注コラボ靴などがありました。
今シーズンも格好いい女性像を見せてくれたUjoh(ウジョー)。
着てるとサマになるし、丈夫でガンガン使えるし、着やすいアイテムが多い上、ハイブランドと比べると手を出しやすい価格帯なのでオススメのブランドです。
私もついつい散財をしてしまいます・・笑。
最近では、Spick & Span Nobleでの取り扱いもあり、コラボなどもされているそうで、ますます活躍が期待されます!
※公式写真を追加しました。