2012-13aw、ohta展示会。

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本日はohta(オータ)の展示会に行ってきました。

コレクションは以前拝見したことがあるのですが、展示会は初めて。
太田さんから直接お話を聞かせていただきました。

ohtaは、2年間かけて「いろは歌」を一文づつテーマとして掲げてきました。
今回12awが最後の一文、「あさきゆめみしえひもせす」です。

展示会はマンションの1室で行われました。
ラッキーなことに貸切です♪

※写真をクリックすると拡大します。

素材を作るのが好きなこと、色を決めてから服を作るという理由から、生地はオリジナルが多いんだそうです。
毎回、国内の生地屋さんと一緒に、新しい素材を作っているそうです。
生地を買ってくる訳ではないので本当に一からのスタートですね。楽しそうです。

また、ohtaは、デザイナーの太田さんが個人的に緑好きということから、毎回コレクションに緑色を取り入れているそうです。
今回もいろいろな緑がありました。

淡い緑の袖と身頃の紺はメルトン、袖は牛革です。
羽織るととても軽い!
太田さん曰く、「どんなに気に入っていても着易くないと着なくなってしまう。永く着てほしいので軽くしています」とのこと。
色の組み合わせも素敵です。
「色から服を作る」という意味が納得です。

袖部分のアップ。

ほとんどの生地を日本で作っているものの、このアンゴラの生地だけはイタリアで作ったそうです。
イタリアだとゆるい部分を出してくれ、日本とはまたニュアンスの違う生地を作ってくれるそう。
日本だと「キッチリ、指示通りに」が基本だと。
これは日本人とイタリア人の性格やセンスの違いでしょうね。


他のデザイナーさんからも「これはイタリアじゃないと出せない柄」「イタリアだとこういうのを出せる」といった話をよく聞きます。

こちらは「あさきゆめみしえひもせす」を思い浮かべながら太田さんが適当に書いた柄だそうです。
どれがどの文字という訳ではないそうですが、そういわれるとなんとなくお経のような気がしてきます、笑。

正面はこちら。

こちらはシーズン毎に作られるテキスタイル。
個人的には超オススメのシリーズで、毎シーズンチェックしています。
今シーズンは、風景写真に青錆をのせ、時間の経過を表したとのこと。
このテキスタイルは、PCで作成し、スタンプを押したりスキャンしたりして作成されているそうです。

写真のポリエステル素材の他、コットンにも同じプリントと施していましたが、やはり化繊の方が断然プリント映えしますね~。
コットンの方が扱いやすいし・・と思っていましたが、プリントの綺麗さは到底かなわないです。

生地アップ。

同素材のロングスカート。

メルトンのフードコート。
軽くて暖かかったです。

メルトンのポンチョコート。
かなりの量の生地が使われています。

羽織るとこんな感じ。
(太田さんが撮影してくださいました。感謝。)

アクセサリーたち。
こちらはアクセサリーを担当されている女性の方が説明してくださいました。

こちらの指輪。紙を結って、原型を作り、シルバーを燻して透明なガラスコーティングを施しているそう。
見た目は本当に紙のようなのに、硬くて指にぴったりはまるので不思議です。

先ほどのテキスタイルのリュック。
毎シーズン少しずつ改良していっているそうです。

ジップ部分は、アウトドアで使われる水防止のためのジップを使ったそう。
可愛いのに水も入らないので一石二鳥ですね。

その他、グラデーションのコートや、

コットンネップコート。
ゆったり着れそうでこちらも素敵でした。

たくさん面白いお話が聞けてとても楽しい取材でした。
初対面なのにずけずけ質問したり、ジャンジャン写真を撮ったり、次々に試着していって
恥ずかしい限りですが、静かに見守ってくれるのでありがたかったです。
ショーや写真を見たりするのも楽しいですが、作り手のお話を聞くと断然洋服に愛着が沸いてしまいます。
さて私は何を予約したでしょう?(笑)



※公式写真を追加しました。

さておき、明日明後日の2日間(24日(土)、25日(日))は、フレンズデーなので一般の方も入場できるそうです。
気になった方は行ってみてはいかがでしょうか。
ちなみに、普通のマンションの4階にあるのでインターホンを鳴らして呼び出してくださいね。

【ohta展示会情報】
東京都目黒区三田1丁目1-16
サービスアパートメント恵比寿402
詳細はこちらを参照下さい。

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