前原光榮商店~皇室御用達の傘~

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数年前、社会人になって収入もある程度入るようになり、
着る服のテイストもある程度落ち着いてきたときに、ふと、素敵な傘が欲しくなった。
・・・というのも、少なくとも安いとは言えない服を着ているにも拘らず、
安い傘を持っている自分がこっけいに見えたのがきっかけ。

いろいろ探しているうちに、見つけたお店が前原光榮商店

皇室御用達として知られる前原光榮商店は、1948年に浅草にて誕生。
絹やろうけつ染などの高級な生地を傘にはるだけでなく、
中棒や手元も、楓、樫、ヒッコリーなどの素材を使ったり・・と、
洗練された素材を使って、職人がハンドメイドでひとつひとつ仕上げている。
普通の傘よりも風に強いにも拘らず、スリムにできているので、折り畳んだ時にも綺麗にまとまる・・・。


知れば知るほど欲しくなったので、浅草にあるお店に早速行ってみると、
想像とは違い、お店はがらーんとした状態。
呼び鈴を鳴らして、やっとおばちゃんが出てきてくれた。

お店には、数百本の傘が並べられており、
オーダーも受付ているものの、お店で既に作られている傘を買うこともできる。

片っ端から気になった傘を開かせてもらい、最後にワインレッドのジャガード織りの傘を買うことにした。
黒い服にものすごくよく栄える。

生地に飽きたり、傷が付いたりしたときは、他の好きな生地に張り替えてくれるそうだ。
こういうサービスもまた嬉しい。

16本骨の傘も試してみたが、そもそもジャガード織りは他の生地と比べて重い上に、
骨がさらに倍になるとかなり重くなってしまうので諦めた。

奥に飾ってあった天皇陛下も使われている傘とほぼ同じモデルの傘も見せてもらったが、
生地がシルクでかなり繊細な感じ。
質問してみると、やはり、小雨などにしか対応してないそう。
天皇陛下は、大雨の中歩き回ったりしませんからね(笑)
シルク生地は庶民には向いてない傘です。

そんなこんなで、約2年前に購入した1本の前原光榮商店の傘は、
いまや3本に増えて我が家の傘立に立てかけられています。

雨の日でもファッションを楽しむためのアイテムとして、おひとついかがでしょうか。

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1件のコメント

  1. 昔からブランド品の高い傘を買うと置き忘れてしまい高級傘は縁が無いと思っておりましたが、服は体型が変わってしまうと着れなくなってしまいますが、傘は長く使える物が欲しくなりました。今度、浅草に行って買って来ます。

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