続いて、底面仕上げ。
すなわち、アウトソールとヒールの接地面(底面)と、
ヒールのアゴの部分をきれいに仕上げる作業である。
はじめに、アウトソールの底面をガラスで削って銀取りをする。
底面をガラスで削っている様子は以下の通り。
(画像をクリックすると拡大します。以下同様)
次に、ガラスで削った底面を、紙やすりで削る。
底面が真っ白になり、
触った感じがポワポワ(講師がこう言っていた)になったら完了。
底面を紙やすりで削っている様子は以下の通り。
ちなみに、仕上げに用いる紙やすりは150番である。
底面を削り終わった様子は以下の通り。
削り終わると、本当にポワポワになっていて
触るとなんだか気持ちがいい。
同様にして、ヒールの底面をガラスと紙やすりでで削った後、
かかとのあごの部分も紙やすりで削る。
次に、アウトソールの底面全体にふのりを塗る。
ふのりは天草を煮たもので、以下のようなものである。
ちなみに、ふのりは東急ハンズでも手に入るそうだ。
ふのりを底面全体に塗った様子は以下の通り。
このあと、ふのりが塗られた底面を布で磨いて輝かせる。
このとき、ふのりが乾ききる前の、
勝負所が過ぎ去る前に徹底的に磨き倒すのがポイント。
勝負所が過ぎ去ってしまうと、それ以上輝かないのだそうな。
実は、ふのりを塗った写真を、
ゆうゆうと撮ってる場合じゃないのである。
ちなみに、磨く布は、持参したTシャツ(着古したものがいいらしい)。
顔を真っ赤にして腕を振って一生懸命磨いていたのだが、
途中で講師に「もう勝負所は過ぎ去りましたね。」と言われてしまった。
人生の勝負所はまだまだ過ぎてないですよ、と
主張しておきたいところである。
そして、ふのりをヒール底面全体に塗って、磨き倒す。
また、かかとのあごの部分も同様に磨き倒す。
全てを磨き倒し終わった様子は以下の通り。
この頃には、腕に力を入れすぎてガクガクである。
以上で底面周りをきれいに仕上げる作業は終了。
次に、アッパー仕上げをするのだが、
記事が長くなりすぎたので、次回に続く・・・。
おお~う。
これも知らなかった~。
私が習ったところではロウで仕上げてました。
今度この方法でやってみようっと。
勝負所で気合入れて頑張ります!
しかもふのり、東急ハンズで手に入るとは...ハンズがないんだけどね、こっちには。