先日、流行通信創刊500号記念にスパイラルホールで
開催された流行通信展に行ってきた。
そもそも流行通信は、
薄い新聞として誕生した「森英恵流行通信」が始まりとのこと。
今さらながら、森英恵の偉大さを感じる。
さて。この流行通信展では、
記事の一部などとともに、50人のデザイナーが
500号記念にユニクロのカシミアニット(定価7900円!)を
カスタマイズした作品を展示していた。
マルジェラ、アンダーカバー、ミナ ペルホネン、PREEN、TOGA、MIKI FUKAI、ELEY KISHIMOTO等のデザイナーが、
カスタマイズしたユニクロは、
「デザイナーが普通の服をアレンジするとここまでくるか!」
とびっくりする出来だった。
個人的に面白いと思ったのは、
ミナペルホネン、モスライト、CHARLES ANASTASE。
ミナは、ニットの袖をうまく加工し、飾りをつけてスカートにしていた。
モスライトは、セーターの裾をうまく捲り上げてケープに。
CHARLES ANASTASEはニットを機械で染めていた。
この染めたニット、触るとフカフカして、元の状態よりむしろ気持ちがよかった(ちなみに触れるのは禁止です)。
それから・・WENDY&JIM。
ピンでバツの形を沢山作っていたが、
一箇所だけバツになっていなくて「/」になっているところがあった。
あれは、わざとなのか、忘れただけなのか、
デザイナーに聞いてみたいところである。
展示期間は終了してしまったけど、
これらの作品は、いま発売されている流行通信500号に載っているし、
オークションも開催されるので、是非ごらんあれ。
オークションの結果、定価7900円のニットは、
デザイナーのアレンジによって
いくらの価値がでるのか・・・興味深いものである。
トラックバックありがとうございます。
レポートを興味深く読まさせていただきました。
カスタマイズされた作品は、誰よりもユニクロのニット担当者を驚かせたのでしょうね。
コメントありがとうございます。
確かにユニクロのニット担当者は、
ここまでカスタマイズされるとは思ってなかったでしょうね。
僕も見ました。
なかなか面白かったです。
以前ファショコンの掲示板でも紹介したのですが、
英国のユニクロではユニクロアイテムのリメイクコンテストやってたんですよね。
あれどうなったのかなぁ。
そのときにも書いたんですがユニクロがその中から有望なデザイナーとコラボ・資金援助していければ、
若手デザイナーにも成長が頭打ちのユニクロにもメリットがあると思うんだけど。
流行通信のWENDY&JIM作品、1ヶ所だけ/なのはわざとだと思います!忘れるような位置ではないですし、雑誌にもハッキリ/が写っているので・・・。