前回のコラムで紹介したハチミツとクローバーの一話にどんな洋服でも着こなしてしまう男の山崎というのが登場する。
とりあえず、その絵をご覧いただきたい。
なんと、全てふざけた柄なのに、着こなしてしまっているのだ。
この要因がわかるだろうか!?
サイジングが素晴らしいのだ。
また、レイヤリング(重ね着)テクもいくばくか。
おそらくメンズショップというような店で買う服は、現実にはこういうシルエットにはならない。もっと丈が長かったり、身頃が余ってしまう。
これを参考にオシャレのテクニックを分類してみた。
1、サイジング、シルエット
2、カラーリング、プリントパターン
3、レイヤリング(重ね着)
4、ドレーピング(生地の立体的表情付け)
5、アクセサリー
この5点ではないだろうか。(洋服に関しては1~4)
洋服に関する4点は、おそらくこの順番に難易度、重要度が上がっていくと思われる。
サイジングを簡単に喩えると骨格であり、洋服の最基本的要素になる。
またレイヤリングは骨格に加算して肉付けしていくこと。
カラーリングはそのとおり色づけである。
(レイヤリングには加算要素と、カラーリングを含めることから、3番手と位置した)
そしてドレーピングは洋服の表層部における表情付けであり、喩えればボタンをずらして留めてヨレを作ったり、ピンで生地をまとめたりする高度な技。
まとめると
1>骨格→2>色彩→3>より高度なフォルム作り+カラーリング→4>表情付け
となる。
ハチクロを参考にすると、まずサイジングを極めよということである。
ちなみに私自身は2~3の間でウロウロしている感じ。その先には行けていない。
しかしながら理想は、Tシャツとパンツだけで完全なカッコをしている人なのである。
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