私は原作も読んで、映画も観てきました。どっちも面白いですよ。
さて、過日都内で電車に乗っているときに、
アキバ系ファッションというのは何ゆえダサいのか?という事を、目の前のアキバ系男性群を見ながら考えた。
彼らは確かにダサいのだが、彼らの格好を因子分解していった。
あのシャツがダサいのか?あのパンツがダサいのか?と
驚いたことに、ひとつひとつのアイテムを取り出してみると、意外にどれもなんてこと無い服だったのだ。
多少クセがあったとしても、それは決してコムデギャルソンほどのクセがあるわけではない。
「これはこうやって着れば、問題なく着られるな」とういう服ばかりだった。
ここで映画版電車男のファッションを分解してみよう。
(TV版は観ていませんが、サイトを見たところケミカルジーンズを穿いている。今更ケミカルなんて気合入れて探さないと見つからないハズだが…)
ほら、このブルゾンとシャツ。こんな着方をしなかったら、ダサくないように着られそうでしょ?
パンツはこのタックが余計なのだけど、タック入りが売っている店なら、タックなしも買えるだろうから、そっちに変えてウエスト、丈のバランスを変えて穿けば、普通に穿ける。
靴は、まあちょっとコンバースにでも変えてもらいとこ…
(どうでもいいけれど、この服にクレジットが入っていたら面白いな。衣装協力・ライトオンとか)
もうこれは彼らの致命的なオシャレ係数の欠如(オシャレ係数について)だったのだ。
センスを憎んで、モノを憎まず。
服にお金を投資しなくたって、オシャレ係数を高めれば、カッコよく服を着られる。
きっと彼らがイトーヨーカ堂で買う服の金額でも、古着屋に行けば同じような金額でもっとオシャレに着られる服がある。
「服に金をかけたくない」というのは逃げ文句でしかない。
「社会に出て使わないから」ということで数学の勉強をしない中学生と一緒だ。
そういう事を、高校時代は彼らと変わらないカッコだった私から言わせて貰おう。
ちなみにこの記事を書いた後に、このサイトの文章を読んでみました。
曰く、アキバ系ファッションなんてのはファッションのジャンルではないそうです。
もっともだとは思いますが、現実にアキバ系ファッションというイメージが出来てきてしまっているので、今回はこのままいかせてもらいます。
7/21追記・参考になるBlog記事見つけました。
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