WAIST DOWN~スカートの劇場~

タイトルはスカートの下の劇場という名著のもじり。
ちなみにこんな面白い話も見つけたのでどうぞ

さて、もう残り期間わずかであるが
プラダ


青山店のWAIST DOWNを観に行った。
プラダの、スカートにフォーカスした展示である。
6階建て全階を使って異なった展示は、どれもただ展示するわけではなき、面白い形態を取っている。


1階から入るとプリーツスカートが回転していて、軽やかに翻っている。
プリーツスカートでは、ふんだんに生地を使う。
思えば、男性服では身を覆う以上の生地の使用というのは見られないが、女性服においてはスカートしかりドレスでも、生地を大量に使うことで生まれるドレープが優雅さを生み、贅沢さを示す。

そう考えるとディオールのニュールック登場が、新しい時代を拓いたというのは、想像に難くない。

それまで封印されていた優雅な生活への想いが解禁された。
まさに人々に秘めたる欲求を顕在化した瞬間だったろう。

4階ではスカートが立っていた。
現代社会においてスカートが女性の象徴である事は疑いなく、そのスカートが立つという事は、女性の自立を象徴しているのだろうか。

最上階の5階は一斉紹介として、展示作品がコレクションで使われた際の写真を、下半身だけ天井からぶら下げているのである。
すごい迫力かつ、ボードの裏面は鏡になっていて、裏に回ると幻惑された感じになるとともに「さて、あなたは?」と問いかけられている気がする。

展示作品全てに解説が付けられているのだが、作品に全てにストーリィあり、また素材選定の妙があり、加工の探求がある。
最先端モードにおける服作りとはこういうものなんだなぁ

16日まで開催しているので、ぜひ観に行って欲しい。


Comments

“WAIST DOWN~スカートの劇場~” への1件のコメント

  1. 初めまして。トラックバックありがとうござます。
    最先端のモードを建築家が演出しているって想像しただけで、面白そうな掛け合わせですが、実際行ってみて僕もよいと思いました。
    また遊びにきます。

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