ファショコン通信にも、アパレル業界に勤めたいという学生が多く訪れる。
そういう方には坂口昌章さんのこの記事を読んでいただきたい。
(坂口さんとは、桐生地場産センターのHPを作っておられる方と一緒に仕事をしていた関係で、一度講演を拝聴した事があります)
ルイヴィトンが好きだからルイヴィトンで働きたい!というのは、完全なルイヴィトンのイメージ戦略にはまっている証拠である。
「ルイヴィトンで働いているんだ」と聞いて「すごいじゃん!」となる我々も然り。
ルイヴィトンだからといって業務内容が華やかなわけでも、優秀な社会人であることを保障されているわけでもなんでもない。
ルイヴィトンで働きたいって、要はそのイメージを背負いたいわけでしょう?
エイネット(ズッカ・ツモリの会社)に勤めていた知人がいて、その人は田舎の洋服屋に再就職した。
企業の規模が下がったことについて聞いたことがあるが「大きな会社で与えられた仕事をこなしつつ、上を狙うのもいいけれど、今のような小さな会社で、経営やバイイングに口出し出来ることは魅力的だよ」と答えていた。
就業と就職と、就社はみんな異なっているのに、日本の就職活動は、大抵が就社意識の強い就職だ。
かく言う私は、アパレルには興味あったが、その業界でやりたいことが見つからなかったためMRという「就職」をした。
今でもアパレルに興味は持っているが(就業)、相変わらずアパレルでやりたい事(就職)というのは見つかっていない。
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