DEATH NOTE

週間少年ジャンプで連載しています。
サスペンス?ミステリー?

ミステリーマンガといえばMONSTER や、20世紀少年
が代表的かと思いますが、このDEATH NOTEは二人の騙しあいを書いています。
正義と平和のために殺人を犯す主人公(アメリカみたい…)と、殺人は飽くまで悪だという捜査官。

名前を書かれた人間は死ぬというDEATH NOTEの発想と、この少年誌には倒錯したような正義感が
とても素晴らしい。

しかし連載マンガというジャンルの宿命であるが、必ず毎回見所を設けなければいけないため、性急な進行を余儀なくされる。細部にはとても緻密な設定がされているわりに、大局的に見ると「捜査官の推理があまりにご都合主義」で「その網に引っかかる主人公もという点も短絡的」という不満点が多い。

そういった制約の無い、小説というメディアで書かれたとしたら、間違いなく非の打たない傑作となりえた点が大変惜しまれる。


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