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「TOKYO FASHION AWARD WINNERS’ DAY」凱旋イベントを開催

東京を拠点とするファッションデザイナーが、世界をフィールドに飛躍するためのサポートを目的としたアワード「TOKYO FASHION AWARD」はAmazon Fashion Week TOKYO 会期中である3月24日(土)に「TOKYO FASHION AWARD WINNERS’ DAY」と題した凱旋イベントを開催しました。プレスカンファレンスでは前年度の受賞ブランドである“doublet”デザイナー井野将之氏と“BED j.w. FORD”デザイナー山岸慎平氏、そして第1回目よりアワードの海外審査員を務めている”WOOSTER CONSULTING”ファウンダーNick Wooster氏と“just an idea”ファウンダーSarah Andelman氏を登壇者に迎えました。
「TOKYO FASHION AWARD」の活動がもたらした影響や、日本のブランドの可能性について語られ、審査員からはデザイナーに向けてエールを送るコメントも寄せられ、受賞ブランドの更なる飛躍を感じさせる有意義なトークディスカッションとなりました。

◆左からMCを務めたハリー杉山氏(Amazon Fashion Week TOKYO 2018 A/W オフィシャルアンパサダー)、井野将之氏(“doublet”デザイナー)、山岸慎平氏“BED j.w. FORD”デザイナー)、Nick Wooster氏(“WOOSTER CONSULTING”ファウンダー)、Sarah Andelman氏(“just an idea”ファウンダー)

登壇者によるコメント

TOKYO FASHION AWARDを受賞したことによるブランドの変化

井野氏:自分の作った服を発表できる場面が増えたことは嬉しい。海外で一からスタートするにはリスクもあるが、サポートしてもらえて良 かった。
山岸氏:海外で言葉が通じない分、作品を通して自分のイメージや世界観をより強く感じてもらいたいと思うようになった。海外での需要に合わせ今まであまり扱っていなかったグラフィカルな作品等も作るようになった。

日本のファッションブランドについて

Nick氏:ここ10年は日本のストリートファッションに注目している。
Sarah氏:デジタル化が進む近年、ファッションはアート、デザイン、フード等の様々な分野とコミュニケーションをとることが重要だと思っているが、東京は特にその連携がとりやすい場所だと感じる。
日本には多数のブランドがあるが、もっと国際的なバイヤーに見てもらう機会を作り、海外へチャレンジするべきである。

海外で日本のデザイナーが活躍するには

Nick氏:ラグジュアリーやストリートといったカテゴリーに縛られず、ブランドの個々の個性を大事にしてほしい。
Sarah氏:常識にとらわれず他人と違うことをし、アイデンティティーを打ち出し続けていくことが重要。昔と比ベインターネットを通じてたくさんの人に作品を広めやすくなっているため、上手く活用することが大切。
Nick氏&Sarah氏:ラグジュアリーブランドやビッグメゾンも転換期を迎え、新しい才能を欲しているので日本のデザイナーにもチャンスはある。

主催:東京都/繊維ファッション産学協議会
共催:一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)
企画運営協力:伊藤忠ファッションシステム株式会社
協賛:日本空港株式会社/Ultrasuede®(東レ株式会社)/株式会社SHINDO/株式会社資生堂

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