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スタイリスト 兼 経営者の鷲頭マコトが日本伝統的な鳶を海外向けに「コンフォートゾーンで身につけたくなる服」としてデザイン

株式会社4D(本社:東京都渋谷区)の代表、鷲頭マコトは、日本の伝統的なシルエットを発明した鳶(とび)服の老舗、株式会社カセヤマ(本社:岡山県玉野市、代表者:忰山泰堂)のアパレルを販売部門を担当する、株式会社マルタケ(本社:東京都墨田区、代表者:忰山舞)の海外向けアパレルデザインのデザイン、ディレクションを担当しました。

■海外に挑む背景
不景気と言われるアパレル業界で、生産を中国などに移している企業が多いなか、株式会社カセヤマはメイドインジャパンを貫き、職人さんの雇用創出も含めて、硬派な物作りを維持しています。鳶(とび)の服は、足袋や下駄と同様に海外ではとても人気があります。特にファッションデザイナーは日本に来た際、作業着屋にインスピレーションを得る為、鳶パンツ含め様々なアイテムをごっそり買って帰るのは業界では有名な話で、日本に居るとついつい見過ごしてしまう隠れた名品です。

そこで、コンフォートウェアという概念の打ち出しで、「コンフォートゾーンで身につけたくなる服」というコンセプトのもと、デザインやコンセプトのディレクションを含めて構想しました。
そうしたところ、実際にある方にはチェロのソロライブ演奏用に鳶(とび)パンツをドレスに見立てて着たり、街着としてモダンなシルエットを打ち出したり、また自転車のピスト乗りが足首が細いデザインのために重宝がったり、ダイナミックに動きを見せたいダンサーが着たりと、様々な場面で着用していただきました。

今回のデザインは鳶のパンツをベースに、いわゆるファッションシーンでは使用されていなかったディティールを盛り込んでいます。その結果、着たときに何か面白い感触を感じてもらえるアイテムができました。このアイテムは海外用のモデルとなり、現在国内での展開は未定となっています。タイミングが合えば今後展開していく予定です。

■多くの反響
国内外の様々なジャンルの方から好評を頂いており、9月に行われるパリファッションウィーク期間中に同市内のギャラリーで5日間のエキシビションを開催する運びになりました。さらに、アメリカのファッション雑誌に掲載が決まり、パリのジャパンエキスポにも作品を置かせて頂いたりと予想以上の展開で、新しいクールジャパンの切り口の一角として期待しています。なお、本企画は、150年の歴史を持つ京都の下駄屋さんの「ない藤」でJOJOというブランドというブランドのデザイナーをしている内藤誠治さんや制作スタッフ方々のご協力のもと、実現しました。

■今後の鷲頭の意気込み
今後は、日本で作られている良いモノを海外の方にイメージで伝えるお手伝いも含めて、新たにコンテンツの意外性を見つけ出しデザインする機会や、海外進出のサポートが更に増えていければと思っています。ここ10年、広告、海外のファッション誌、CM、芸能などで国内外の方々が興味を持ってもらうビジュアル作りを続けており、見る側が「これは面白い」と思うツボを判断し、身につけてまいりました。当社の社名である4Dは、「表現できる時間を提供して多くの方と共有する」という意味が込められています。現状を新しく踏み出したいとお考えの方を支援してまいります。

■鷲頭マコトについて
プロフィール:

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98年セレクトショップ BEAMSの販売員を経て2008年に株式会社4Dを設立。以後、デザイナー・スタイリストとして数多くの活動に参画。東北の震災後、「何をしたいのか、そしてどう生きていたいか」と言うことに対して自分と向き合い、パリに家族で住まいを移すことに。約1年東京とパリで往復し生活をしてきて、『多くの人たちに新たなステージを提供する人になる』という考えに至った。昨年6月から東京にベースを戻し、以降、2月に公開したEXILEのメンバーが出演するダンスアースのコスチュームデザイナー、女優 仲里依紗やAKB48、福山雅治、資生堂CMのスタイリングを担当。その他、サザンオールスターズ震災復興支援応援ソングやAct Against AIDSのチャリティーにも積極的に参加。大学での講演活動や、インターン制度を採用し学生に経験の場を提供、さらに大手企業のビジュアル面でのコンサルタントアドバイザーとしても活躍する。
Ameba BLOG: http://ameblo.jp/makotowashizu

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