この夏、私が衝撃を受けたブランドがTAKIZAWA NARUMI。
デザイナーはタキザワ・ナルミ。2008年に創立した日本のブランドです。
お店に飾ってあったジャケットを最初に見たときの第一印象は「いい生地だな~」。
で、羽織ってみてその着心地の良さと格好良さに驚き。
ジャケットを買う予定は全く無かったのですが(散財後だったし)、持って帰らずにはいられませんでした。
本切羽だし、袖を手で縫ってるから動かしやすいし、袖のカッティングも格好良い。
見れば見るほどクオリティ高いです。
が、都内で1店舗+アトリエ、あとは地方に少し・・の取扱い。
※都内では、contemporary creation+で取扱があります。
ぜひもっと服を見せて!と展示会に訪問させていただきました。
小さなアトリエに設けられた小さなショップ。そこが展示会場でした。
パターンはもちろん、縫製まで洋服は2人で全て作っています。
展示会申し込みなんて受けたこと無いからどうしたらいいか・・・という具合でした、笑。
しかし本当にジャケットのクオリティが高い!
もちろん本切羽。
レディース服だとほとんどないのではないでしょうか。
袖の裏もめっちゃ綺麗です。
手縫いなので腕の上げ下げもしやすいです。
ジャケットは肩が凝るという概念が覆るくらい、心地よいです。
(ここまで写真撮らせてもらってありがたいです、苦笑)
パンツは?と聞くと、「パンツは綺麗なブランドが沢山あるんです。パーフェクトに作りたいと思っても人によってスタイル違うし身長違うし、誰かに100点でも違う場合があるんです」と。
そこまで言っちゃうなんて清いです、笑。
昔のmartin margielaに大きな影響受け、5年ほど服から離れてたという経歴も持つ彼の服は、マルジェラにも合うと思います。
同年代だったり、共通の知人がいたり、昔好きなブランドが一緒だったり・・ということもあり、すっかり打ち解けてしまって長居してしまいましたが、帰りにいままで1個も売れなかったという(苦笑)バッグをお持ち帰りさせていただきました。
こちらもタキザワさんの手作り。
サイトで見たときに可愛い!と思ったんですが、誰も見向きをしないそうです。
ドンマイ・・・。
ブランドネームもないし、派手さもないし、ガツガツしてないのが売れない原因なのかなあ・・とも思いますが、キッチリしたジャケットが欲しいな、ジャケット着て仕事に自信持ちたいなと思っている女性にはかなりお勧めです。
恵比寿のアトリエ兼ショップに行けば接客してもらえるかもしれません。