適当に着てもオシャレになる人とならない人


意識せずともオシャレな服装になる人がいる。

顔が良いとかスタイルが良いからとか、そういうのではなく「クローゼットから適当に選んだだけだよ」と言いながら、色やサイズや着こなしが上手にできている人。

中学時代に仲の良かった女の子がそういう子だった。

大学生のある日、原宿でファッションスナップに遭ったという。

いきなり写真を撮られて「すみません。non-noなんですが、写真撮らせてもらえませんか?」と声を掛けられて「え、イヤです」と断った。

「それじゃ、このまま(さっき撮った適当な写真を)掲載させてもらいますね」

「困ります」

「それじゃ、ちゃんと撮影させてください」と半ば脅迫され、いやいやながら応じた。

「これ、雑誌に乗るんですか?」と訊くと

「沢山撮った中から選ぶので、それはわかりません」と言われて、少し安心したものの、結局は半ページ使った大きな扱いで掲載された。

「載ってたの見たよ」と連絡すると

「本当に迷惑。あれ、友達の家での飲み会帰りだったの。着ていた服のブランドのアンケートには全部知りませんて書いたのに、(編集部が)調べて書いてあるし、友達みんなに『これ、あんたが一番手抜きしてるときの恰好じゃんwww』て突っ込まれるし」と、本当に嫌がっていた。

その時の恰好は、アウトドアブランドのフリースを着ての、パンツスタイルであったと記憶している。確かにその辺をウロウロするだけの恰好に見えた。それでも、とってもオシャレに見えた。

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