ポジティヴリスト、ネガティヴリスト

ふと思うところがあって、前回の記事に一部加筆をした。

ポジティヴリストネガティヴリストという考え方がある。
たとえば
「AとBとCをしましょう。」と肯定的なことを書いてあるのがポジティヴリスト
「AとBとCはいけません」と否定的なことを書いてあるのがネガティヴリスト

そうすると、ファッション業界というのは基本的にポジティヴリスト(ポジティヴレポート)で回っているんだと感じた。


例えばパリコレクションでたくさんのショーを観たとする。

レポートにはいちいち各ショーの良し悪しを語るのでなく、良かったものだけを挙げることで、誰かを傷つけずに済ますことができる。(むしろお互いのためか)
たとえ酷いショーがあったとしても「悪かった」ではなく「特に素晴らしいものではなかった」という扱いにしてしまえる。

これが例えば定点観測的に取り上げる場合、パリコレクション総評やミラノコレクション総評という、個人を特定しない条件ならば「全体的にパワーダウンが否めない」というような批判が可能だ。

しかしブランド定点観測をするとなると、イマイチの場合は全体を評さず、各アイテムに寄っていい作品のみを評したり、ただの解説に終始することで批判を避ける。

そういう手法でレポートを書いている人を知っているし、これは洋楽CDの解説でもよく使われる手だ。

ズバリと批判をするというのは、かなりの(告発する)勇気と(叩かれる)覚悟と(納得させる)実力が必要だろうし、誰かからお金をもらって書かされていたら、なおさら書けやしないのだろう。

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