今や音楽を聴くのはiPodが常識になってきている。
(かくいう私は、iPodを持っておらず、自動車を運転している時間が一番長いため、HDカーナビで音楽だが)
初めて音楽を持ち歩くという文化を生んだのは、ご存知ウォークマン。
その後CDプレーヤー、MDプレーヤーと流れてきた。
音楽は趣味から日常ファッションの一部となった。
そしてキャッチコピー史上最高のものと思える、次のフレーズを生む。
NO MUSIC, NO LIFE.(TOWER RECORDS)
そしてウォークマンの延長線にあった、CD、MDを遥かに超えた存在として、2001年10月iPodが登場する。
優れたデザインと、極めて多くの曲を収録可能なそれは、瞬く間に市場を席捲した。
iPodを持った踊るシルエットのCMがヒットし、iPodの周辺パーツが溢れた。
多くのブランドがiPodケースをなんてものを発売し、ウォークマン以来の価値あるファッションアイテムと化してしまった。
今世の中を見ていて、iPodが特別だと思うのは、何かの景品において、誰もが貰って価値を感じるモノ(金券類除く)というのは、今まではディズニーのチケットしかなかったのである。
それがiPodは誰もが欲しがる(既に持っていても、すぐ身辺に欲しがる人がいる)モノになったのである。
映画やドラマでポータブルミュージックプレーヤーが登場する場合、iPod以外考えられないというのは、確かであろう。
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