続・世界を刺激する日本人デザイナー

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世界を刺激する日本人デザイナーでは、鈴木清剛が語る「3人くらい」というのは、その3人目は渡辺淳弥ではないかと書いた。

さて、3人くらいというのが2人だった場合は、ジュンヤが消えるわけだが、或いは4人だった場合は誰をさすのであろうか?
私の頭にはアンダーカバー(UNDER COVER)の高橋盾が浮かぶ。


東コレでショーを行っていた時代は、正統な服作りにユニークなコンセプトを絡めて発表していたが、パリに移ってからはキッチュなデザイン、アイロニカルな視点、見せかけのボロ縫製というデザインに変わってしまった。
(個人的には東コレでやっていたデザインが好きである)
パリコレでのこれは、粗の美から出てきた西洋へカウンターを食らわせるデザインである。
そういう意味で世界を挑発、刺激していえるだろう。
しかしながらコムデギャルソンの影響を受けたデザインと見られた向きもあり、果たして亜流と見られていないかの迷いが残る。


Comments

“続・世界を刺激する日本人デザイナー” への2件のフィードバック

  1. ゆーじんのアバター
    ゆーじん

    アンダーカバーは確かに斬新奇抜で刺激的なのですが、どうしても『ただ破っただけ』という印象を持ってしまいます。個人的には、あれほど評価されている理由がよく解りません。

  2. >ゆーじん
    それはもしかすると、破壊力はあっても、構築力が無いところに一因があるのかも知れませんね。

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